4月1日に施行された渋谷区の「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」の改正に合わせ、オープンハウスグループ(千代田区)が4月24日、渋谷区に携帯用ごみ袋2万5000枚を寄贈した。
同社は1997(平成9)年に渋谷で創業し、現在宮益坂など区内にも事業所を構えている。「思い入れのある地で何か貢献できないかと考えていた」(同社コミュニケーションデザイン本部長白井淳さん)なかで、条例改正のタイミングで区の啓発活動を支援することになった。
ごみ袋は、ロングライフパートナーズ(中央区)が2019年から展開している携帯用ごみ袋を活用。長方形の紙おしぼりのようなサイズ感の見た目で、中央に切れ込みを入れ左右の端を引っ張って広げるとA4サイズの袋状に広がるようになっている。
袋には、6月1日からごみのポイ捨てに対し罰則として過料が科せられることなどを記すほか、渋谷を象徴する忠犬ハチ公像を描いたステッカーを貼りつける。ステッカーは、就労継続支援B型事務所「ワークセンターひかわ」(渋谷区東3)に、一工程10円で依頼。手作業で貼りつけられたという。
白井さんは、キングコング・西野亮廣さんがハロウィーンの翌日にオリジナルの「ゴーストバスターズ」の衣装に身を包んで渋谷を掃除したことについて触れ、「課題をエンターテインメントで解決し広げていくのは渋谷ならでは」と影響を受け、「ありきたりではなく、エンタメ性がある」と今回のごみ袋を採用した経緯を明かす。ごみ袋は今後も継続して寄贈していくことを考えていると言う。
長谷部健渋谷区長は、「多くの人に過料が始まること、新しい条例改定について知ってもらえるいい機会。その背中を押していただけるということで大変心強く、ありがたい」と感謝の言葉を口にし、「有用に使わせいただく」とも話した。
ごみ袋は、今月28日の「渋谷の日」に行われる清掃活動「渋谷区一斉清掃の日」で参加者に配布するほか、条例改正の啓発活動、「渋谷区くみんの広場 ふるさと渋谷フェスティバル」、区がブース出展するスポーツイベントなどで配布していく予定。