京王沿線を舞台にした無料小説シリーズ「あの駅に願いをこめて」の最終話となる「渋谷編」が4月23日から、京王井の頭線渋谷駅などで配布されている。
「小説×街歩き」をテーマに、オリジナルの短編小説を活用した体験コンテンツ。2023年に公開・配布した「いつも駅だった」に続く第2弾として、2024年に発表された吉祥寺編を皮切りに、第4話「京王よみうりランド編」まで公開・配布。
物語は、直木賞にノミネートされた経験を持つ小説家の岩井圭也さんによる書き下ろし。京王沿線を舞台に、実在する駅や街、商店街、店舗などを取り上げながら、「友情」や「家族の絆」などをテーマにしている。
シリーズは、「路上で『紺色の封筒』を拾い、そのなかの手紙に記された謎を解決すれば夢がかなう」という都市伝説がSNSで流れるなか、偶然に「紺色の封筒」を拾った5人の男女が各々の夢をかなえるため謎に挑戦することをテーマにしている。完結編となる渋谷編は、神泉駅で紺色の封筒を拾った京王電鉄で働く奈良橋が主役。ピアニストの夢を絶たれた過去を持つ奈良橋は、自らの後悔と向き合いながら渋谷を巡り、「奇跡と父の思い」にたどり着く内容になっている。
読者は小説を読むだけでなく、主人公と同じように神泉~渋谷エリアを散策し、小説の途中で投げかけられる問いを推理しながら物語の真相を解き明かす楽しみ方もできる。A6判サイズ、44ページ。専用サイトで、一部を公開している。
配布は、京王井の頭線渋谷駅改札外のチラシラック、渋谷区役所本庁舎7階産業観光課、渋谷マークシティウエストモール4階アベニュー広場、紀伊国屋書店・渋谷道玄坂店と西武渋谷店など。限定10万部。アベニュー広場では、「思いや願い」を貼ることができる寄せ書き掲示板を用意する。
8月31日ごろまで(なくなり次第終了)。