恵比寿に1号店を構えるスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲(コーヒー)」が6月8日で15周年を迎えた。
2011(平成23)年、当時、俳優をしながらコーヒーショップで働いていた大塚朝之さんが創業。恵比寿東口エリアの路面に、広さ約29平方メートル、席数10席ほどの店を構えたのが始まり。
スペシャルティコーヒー文化の波は、「スターバックスコーヒー」などのシアトル系カフェに代表されるセカンドウエーブに続き、2010年代には米「ブルーボトルコーヒー」などを筆頭にサードウエーブが起きた。その中でも、2011(平成XX)年に創業した猿田彦珈琲は、海外発の波とは違う独自の立ち位置で来店客の心をつかんできた。2014(平成26)年には、大塚さんが缶コーヒー「ジョージア ヨーロピアン」を監修しCMに出演したことも話題となった。
「理屈抜きで、『コーヒー一杯』で、一瞬でもハートが潤って、ハッピーになってほしい」と、創業当時から話していた大塚さん。ブルーグレーで塗られた壁面や廃材を使ったインテリアなど、DIYで仕上げた、どこか日本の「喫茶店」文化も感じさせる恵比寿の店舗で、「スペシャルティコーヒー」の王道にもこだわってきた。
現在、全国に33店舗(6月8日時点)を展開。6月1日には、初の2業態同時出店となる店舗をJR渋谷駅・新南改札にオープンした。
15周年を迎えたことについて、大塚さんは「『生き残れて、とても良かった』というのが率直な感想」と安堵(あんど)する。創業当初から「一生懸命仕事をする」という姿勢は「現在まで一貫して変わっていない」と力を込め、自身についても「15年前と今とで変わったことはあまりないと思う」と振り返る。今後は、「世界へ羽ばたいていきたい」と展望を明かす。
15周年を機に、「より分かりやすく、選びやすいメニュー」へと整えるため、ドリンクのサイズと価格を改訂。カップのデザインも、白を基調としたシンプルなデザインに刷新した。サイズは、従来の3サイズ(S・M・L)から、「ショート」「トール」の2種類に変更。これまで店舗ごとに一部異なっていたドリンクメニューは共通メニューに変更し、モーニングメニューも全店舗で導入する(以上、一部店舗を除く)。
一番人気の「カフェラテ」は、淡口・濃口・濃縮カスタムの3種を終了し1種類に集約。「猿田彦珈琲が追及する『最適な』ミルクバランスとテイストを、より手に取りやすい価格で提供する」という。ホット・アイス共に1サイズ展開で、新たな価格は、カフェラテ=550円、ディカフェ=650円、オーツミルクラテ=680円。
恵比寿本店の営業時間は、月曜~木曜=8時~22時30分、金曜=8時~23時30分、土曜・祝前日=10時~23時30分、日曜=10時~22時30分。