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渋谷で「ブラジル映画祭」開催-日本未公開8作上映

作曲家ノエル・ホーザのドキュメンタリー「ノエル・ホーザ~リオの詩人」より。15日・16日にはダシオ・マルタ監督が舞台あいさつを予定

作曲家ノエル・ホーザのドキュメンタリー「ノエル・ホーザ~リオの詩人」より。15日・16日にはダシオ・マルタ監督が舞台あいさつを予定

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 渋谷・円山町のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町、TEL 03-3461-0212)で10月15日、日本未公開のブラジル映画を上映する「ブラジル映画祭2011」が始まった。

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 ブラジル文化の認知拡大、両国の文化交流促進などを目的に2005年から始まり、今年で7回目を迎える同映画祭。東京会場となる同シアターを皮切りに、大阪・京都・浜松の4都市で日本未公開のブラジル映画を一挙に上映。ブラジル社会の「今を垣間見ることができる」作品やコメディー、ブラジル音楽に関するドキュメンタリーなど8作品をラインアップする。

 第二次世界大戦が終了した1945年のリオデジャネイロを舞台に、8歳の少年の青年時代や、新型機のパイロットという夢を果たせず落ちぶれた父と現実を受け入れられない母との板ばさみになる日々など、リオデジャネイロの「古き良き時代」を生きた人たちを描いた「あの日の幸せ」(アルナルド・ジャボール監督、R-18)、幼なじみ3人を中心にリオの若者の恋愛や友情を描くコメディー「ガールズトリップ」(フェリッペ・ジョフィリー監督)、霊能力者シコ・シャビエルが発表したベストセラー小説を映画化したSFドラマ「この世の先に」(ヴァグネル・デ・アシス監督)など。

 ドキュメンタリー作品は、26歳で亡くなった作曲家ノエル・ホーザのドキュメンタリーで、ホーザと同じヴィラ・イザベル地区出身のサンバ歌手、マルチーニョ・ダ・ヴィラさんの語りと当時の映像、同作のために新しく録画したコンサート映像を織り交ぜて展開する「ノエル・ホーザ~リオの詩人」(ダシオ・マルタ監督)、1967年、「ブラジル音楽を語る上で欠かせない」ムーブメント「トロピカリズモ」の誕生に「大きな影響」を与えた「TV Record」主催の音楽フェスティバルが開催された。MPB(ブラジルポピュラーミュージック)を代表するアーティストが出演した同フェスの映像と証言を基にした「MPB 1967」(ヘナト・テーハ監督、ヒカルド・カリル監督)の2作を上映する。

 今月15日・16日には「ノエル・ホーザ~リオの詩人」のダシオ・マルタ監督が舞台あいさつを予定。鑑賞料は、一般=1,500円、学生=1,200円、4回券=5,000円ほか。上映時間などはホームページで確認できる。

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