買う

鹿児島・枕崎がマーケットイベント かつお節や焼酎など特産品をPR

ご飯に削り立てのかつお節と温泉卵をのせる丼のイメージ

ご飯に削り立てのかつお節と温泉卵をのせる丼のイメージ

  • 8

  •  

 鹿児島・枕崎市のPRイベント「枕崎市プレミアムマーケット」が10月30日、表参道・青山通りの「ワールド北青山ビル」(港区北青山3)1階で始まる。

節などを扱うブース

[広告]

 薩摩半島の最南端に位置する同市。カツオ一本釣り漁業などを行う枕崎漁港は、国内にある2774港(昨年4月現在)のうち、水産業の振興上特に重要な漁港で政令で定める「特定第三種漁港」の13港の一つ。同市を含め鹿児島は焼酎の産地としても知られる。

 同イベントは首都圏での市の特産品の認知度向上、販路拡大を図り開催。首都圏ではこれまで、百貨店の催事などイベントへの出店はしてきたが、市が単独でイベントを行うのは初となる。2023年にだし文化がある和食、昨年12月に焼酎を含む「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されていることを背景に、11月1日が「本格焼酎の日」、11月24日が「いい節の日」であることなどから、この時期に開催する。

 ワールドグループでプラットホーム事業やマネジメント・コンサル事業を行うワールドプラットフォームサービスとの取り組み。同社が初めてブランディングを手がける企画で、カツオの尾や焼酎瓶のシルエットなどを使うロゴマークデザインなどのブランディング、アートディレクション、空間デザインなどのイベントプランを担当。今後は、今回制作したロゴを活用した商品展開も予定している。

 昨年度の水揚げ量約6万6304トンのうち、カツオ類が54.7%を占めている枕崎漁港。枕崎は節類の三大産地の一つで、枕崎水産加工業協同組合調べによると昨年度の生産量は約1万3398.7トンで、市場の53%を占めたという。会場では、「生利節」(700円)や「本枯節」(2,200円~)など水分含有量が異なる4種類を扱うほか、場内で削る本枯節の削り節(40グラム1袋600円、2袋1,000円)などを販売。

 加工品として、船上で血抜きし急速冷凍させるぶえんカツオ(800円)、地元の水産高校の学生が開発に携わったカツオラーメン、生利節を混ぜたみそなど市内の企業の商品も扱う。そのほか、地元産の魚のすり身も加え菜種油で揚げるさつま揚げのセット(1,000円)などもラインアップする。

 薩摩酒造は、地元産のサツマイモ「コガネセンガン」と国産米こうじを原料にする芋焼酎「枕崎」(2,200円)だけでなく、若年層や焼酎をあまり飲まない人向けの「彩響ソーダ」(350ミリ缶200円~)を販売する。

 ビル前にはキッチンカーが出店。かつお節とみそをお湯で割る「茶節」(200円)や、ご飯に削り立てのかつお節と温泉卵をのせる丼(茶節付き)、ワカモレやクリームチーズ、ぶえんカツオをのせるブルスケッタ、鹿籠豚のみそ漬け、カツオの腹側、さつま揚げの「枕崎産厳選おつまみセット」(以上500円)を提供する。

 開催時間は10時~19時(初日は12時~、最終日は15時まで)。11月2日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース