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写真美術館で「世界報道写真展」-入賞作品160点一堂に

「ニュースの中の人々」「現代社会の問題」「自然」など9部門で入賞した作品約160点が並ぶ場内

「ニュースの中の人々」「現代社会の問題」「自然」など9部門で入賞した作品約160点が並ぶ場内

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 東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)地下1階で現在、「世界報道写真展2011」が開催されている。

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 前年1年間に世界中で撮影された報道写真を対象に世界報道写真財団(本部=オランダ・アムステルダム)が毎年開催するコンテストの受賞作を展示する同展。4月のアムステルダムを皮切りに、1年をかけて45の国と地域、約100都市を巡回する。

 今年は125の国と地域から、約5700人が撮影した10万8000点以上の作品の応募があった。その中から、「ニュースの中の人々」「現代社会の問題」「自然」など9つの部門で、延べ56人の写真家が入賞。「世界報道写真大賞2010」には、「ポートレート部門」で入賞した南アフリカの写真家ジョディ・ビーバーさんが選ばれた。作品は、反政府武装勢力タリバーンの命令で、夫に耳と鼻を切り落とされたアフガニスタン人の女性を写した1点。

 場内では、シンガポールで開催されたユースオリンピックの一場面(「スポーツ」の部・組写真1位、アダム・プリティさん)や地震後のハイチで死体を放り投げる男性を収めた作品(「一般ニュース」の部・組写真1位、オリヴィエ・ラバン=マッテイさん)、オレンジ材(枯れ葉剤)の後遺症を患うベトナムの少女(「現代社会の問題」の部・単写真2位、エド・カシさん)、メキシコのユカタン半島沖でイワシを襲うニシバショウカジキを撮影した作品(「自然」の部・単写真2位、ラインハルト・ディルシェールさん)など入賞作品約160点を展示。3月に発生した東日本大震災の被災地で各国の写真家たちが撮影した写真も、一部スライドショーで紹介している。

 開館時間は10時~18時(木曜・金曜は20時まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌火曜)。入場料は、一般=700円、学生=600円、中高生・65歳以上=400円ほか。8月7日まで。

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