サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で6月21日、日本は1次リーグ第2戦をチュニジアと戦い、渋谷エリア各所ではパブリックビューイングなどでサポーターらが熱い声援を送り、4対0で快勝すると、直後から渋谷駅前(スクランブル)交差点に集まり、歓喜のチャントを繰り広げた。
オランダとの初戦で引き分けとなり勝ち点1で2戦目に臨んだ日本は、チュニジア戦に4対0で勝利。W杯の日本代表戦では日本人サポーターらが試合後にスクランブル交差点中央に詰めかける光景が「お決まり」にもなっており、この日も大勢の警察官が厳重な警備体制を敷く中、日本代表のユニホームを着たサポーターたちが「日本!」などとチャントを続け、「綺世!」と叫ぶなど、歓喜しながら交差点に押し寄せた。
日本時間で日曜の日中に試合が行われたこともあり、多くの日本人サポーターが集まった渋谷エリア。スクランブル交差点では、横断歩道の信号が赤から青に変わった瞬間、中央に向かってサポーターらが猛ダッシュし、チャントや拍手。信号が赤に変わるのに合わせて交差点からまた歩道へと戻るという「律儀」な行動も見られた。
渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷1)「ヒカリエホール」では、W杯公式スポンサーの「レノボ」がパブリックビューイングを開催。抽選に申し込んだ約500人が詰めかけ、人工芝が敷かれた会場で、熱い声援を送りながら熱戦の様子を見守った。ゲストとして、レノボ・ジャパン(千代田区)の日本独自キャンペーンで楽曲を手がけたGAN(岩田剛典)さん、元日本代表の遠藤保仁さんが参加。代表への思いや試合のポイントなどを語った。
前半4分、中村敬斗選手からのクロスパスを鎌田大地選手がバックヒールで合わせ華麗に先制ゴールを決めると、会場は一気にヒートアップ。日本が攻撃に回る度に声援が上がり、選手の一挙手一投足に熱い視線が集まる。国際映像で日本人サポーターらが映し出されるとリズムを合わせて応援するなど、スタジアムさながらの盛り上がりを見せた。
日本は前半31分、さらに上田綺世選手がゴールを決め、2対0でハーフタイムを迎える。東京都から親子で訪れていた小学5年生の男子は、自身もサッカーをしていて上田選手のファンと言い、「勝つという思いが出ていた。日本の選手たちの信頼関係がすごい」と興奮気味に話した。
後半24分、伊東純也選手が3点目の追加点を決め、さらにチュニジアを突き放し、さらに37分、上田選手がこの日2点目となる4点目でダメ押しのゴール。4対0で日本が快勝した。
試合終了後、GANさんは「最高です」と喜び、「圧勝と言っていい。ライブビューイングは点を取った時の一体感があって楽しかった。勝利を共有できて最高の思い出になった」などとコメント。遠藤さんは「安心して見ていた。ワールドカップでこんなに点を取れるようになった」と感慨深げに話し、MCのサッシャさんからベストシーンを聞かれると「全部です!」と声を張り上げた。
スクランブル交差点では、試合後1時間ほどたってもサポーターらが集まり続け、喜びを爆発させた。通常はクロスして横断できる交差点は、規制用のテープで動線を区切るなどして「直角通行」「左側通行」のみとし、「DJポリス」が「速やかに移動してください」「信号が変わります」などと拡声器で呼びかけ、通行人らを誘導し続けた。