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渋谷駅西口に新「空中回廊」 駅とマークシティつなぐ迂回路仮設も

接続デッキ完成イメージ(渋谷フクラス側から見る)

接続デッキ完成イメージ(渋谷フクラス側から見る)

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 渋谷駅西口に7月中旬、駅や「渋谷マークシティ」「渋谷フクラス」(以上、渋谷区道玄坂1)などを結ぶ「空中回廊」となる接続デッキが開通する。

歩行者デッキ供用開始前後の利用動線(図解)

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 供用を始めるのは、昨年12月に開業した複合施設「渋谷フクラス」と渋谷駅西口を結ぶ「渋谷フクラス接続デッキ」と、マークシティと同西口を結ぶ「西口仮設通路」の2本。東急不動産と道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合が整備し常設となる渋谷フクラス接続デッキに対し、西口仮設通路は再開発工事の進捗(しんちょく)に伴い撤去される仮設デッキとなる。

 新設される渋谷フクラス接続デッキの途中から伸びる西口仮通路は、渋谷駅と井の頭線改札を結ぶ渋谷マークシティ2階連絡通路につながる。連絡通路には岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」が恒久設置されているが、絵の下に新たに開口部を設け出入り口とする。これにより、現在「東急百貨店東横店」西館を介したマークシティと駅西口の動線に代わる新たな動線が生まれ、3月31日に営業を終える同店の解体工事中や撤去後の迂回(うかい)路となる。

 駅西口では今後、「渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟・西棟)」が2027年をめどに開業を控えるほか、現在東急東横店西館が立っていることで分断されているハチ公前広場と西口広場などを一体化させる新広場の整備も計画している。新デッキは、国土交通省関東地方整備局東京国道事務所が整備を進める国道246号上の「渋谷駅西口歩道橋」ともつながるため、桜丘町エリアとも渋谷フクラス内の歩行者通路を通じ2階レベルで接続。歩行者の利便性や回遊性の向上を見込む。

 同店西館内の歩行者通路は、解体工事の着手に合わせ閉鎖する予定。

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