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ナイキ、「宮下公園」名称変更を撤回-「渋谷区立宮下公園」を継続

新生「渋谷区立宮下公園」が来春誕生。写真=拡張予定の「憩いの広場」のイメージ図

新生「渋谷区立宮下公園」が来春誕生。写真=拡張予定の「憩いの広場」のイメージ図

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 ナイキジャパン(品川区)は10月14日、「宮下公園」(渋谷区神宮前6)の整備工事の支援を強調するとともに、現在の「渋谷区立宮下公園」の名称をこれまで通り継続することを発表した。

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 渋谷区は昨年9月、宮下公園の命名権を同社に売却。当初は今年4月にスケートボードエリア、クライミングウオールなどを新設した「宮下NIKEパーク」の建設を予定していたが、路上生活者支援者らで組織する「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」が、「誰もが自由に使えるはずである公園がナイキ1社の商業スペースに変質してしまう」などの理由から同計画の中止を要求していた。

 こうした反対運動に対して、同社PRチームは「これまでの報道等において『宮下ナイキパーク』」という名称が使用され、一部公園利用者の方にも商業施設ができるかのような誤解を与えてしまいましたが、『宮下公園』の名称はこれまでどおり、『渋谷区立宮下公園』です」と「宮下NIKEパーク」への名称変更を撤回することを明らかとした。

 今後の整備工事支援に関して同社は、「身体の不自由な方や高齢者にも公園利用が可能なエレベーターの設置およびバリアフリーな設計」「園内照明の改善、樹木の剪定。移植、明るく緑豊かな安全な公園の実現」「利用者が集会や休憩のために自由に使えるスペースを拡張」「フットサル場など家族向けのスポーツ施設の拡大」を挙げる。整備工事のため、同公園から移動を余儀なくされた路上生活者には今月8日までに自立支援や住居支援を行い、全員の移行が完了したという。

 新生「渋谷区宮下公園」の竣工・オープンは来年4月下旬を予定。

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