「東急シアターオーブ」で開業式典-ミュージカルコンサートも

開業記念ミュージカルコンサートでは10曲が披露された

開業記念ミュージカルコンサートでは10曲が披露された

  • 0

  •  

 約1週間後に開業が迫った渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」で7月10日、開業式典が行われた。

演奏は東京フィルハーモニー交響楽団

[広告]

 渋谷ヒカリエの中核施設となる同劇場。11階~16階に位置し、席数は、1階=1186席(オーケストラピット使用時は176席減)、2階=521席(うちバルコニー席20席)、3階=265席(同24席)の計最大1972席を用意する。

 劇場運営を手掛ける東急文化村(道玄坂2)の渡辺惇(まこと)社長は同劇場について、かねて同所に立っていた東急文化会館の「DNAを引き継いだ劇場」と位置付け、同劇場の開業で「東急グループが目指す『日本一訪れたい街、エンターテインメントシティ渋谷』のシンボルとして、確実な一歩を踏み出したい」とあいさつ。「駅の真上に位置する、ただでさえ多くの人が集う場所を与えられている、この幸運に甘んずることなく、見ていただく一人一人のお客さまと真摯(しんし)に向かい合うことを忘れずに劇場運営を心掛けていきたい」と意欲を見せた。

 式典では、開業記念ミュージカルコンサートを展開。「ウエスト・サイド・ストーリー」より「マリア」「トゥナイト」、「キャッツ」より「メモリー」、エリザベートより「闇が広がる」など10曲を披露しながら、ブロードウェー・ロンドン・ウィーンの各都市のミュージカルを紹介。最後に演奏された「ガール・クレージー」より「アイ・ガット・リズム」では、ノリのいい楽曲に招待客も手拍子で応えた。この日の舞台は、東京フィルハーモニー交響楽団演奏の下、ソリスト6人、ダンサー8人が花を添えた。

 同劇場のこけら落とし公演は、国内では48年ぶりの上演となるブロードウエー・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」(7月18日~8月5日)に始まり、「ミリオンダラー・カルテット」(9月5日~同17日)、フランス版「ロミオ&ジュリエット」(10月6日~同21日)、「ウィーン版ミュージカルエリザベート20周年記念コンサート」(同26日~同31日)と続く。チケットは既に発売中。

 渡辺社長によると、渋谷ヒカリエには「1日当たり10万人近いお客さまにお越しいただいている。このままいくと、当初予定していた年間1400万人をはるかに超えて、3000万人近いお客さまをお迎えすることになる」という。

 東急シアターオーブは今月18日開業。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース