青山で影山徹さんイラスト展「飛行船にのって」-ツェッペリンNT取材も

影山徹さん作画の「飛行船にのって」(福音館書店の月刊「たくさんのふしぎ」2009年11月号見開き40ページより)

影山徹さん作画の「飛行船にのって」(福音館書店の月刊「たくさんのふしぎ」2009年11月号見開き40ページより)

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 イラストレーター影山徹さん作画の絵本「飛行船船にのって」の原画展が1月25日、青山の画廊「Pinpoint Gallery(ピンポイント・ギャラリー)」(港区南青山5 TEL 03-3409-8268)で始まった。

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 1958(昭和33)年青森県生まれの影山さんは、印刷会社を経て東京デザイナー学院を卒業。デザイン事務所勤務後の1982(昭和57)年にイラストレーターとして独立し、1990年には講談社「年間日本のイラストレーション」新人賞を受賞した。海や田園などのパノラマ風景に、気球や船などが浮かぶ独自の構図・世界観が特徴で、これまでに情報誌や広告や書籍の挿絵などで幅広く活躍する。

 同ギャラリーでは約20年前に影山さんの初個展を開催。これまでに5~6回程度の個展・企画展を開催しており、同展も、影山さん作画の絵本「飛行船にのって」を見た同ギャラリー・オーナー西須さんからの提案で実現したという。同書は福音館書店の小学校中学年を対象にした1冊1テーマの月刊誌「たくさんのふしぎ」(2009年11月号)として発行された絵本で、文章は天沼春樹さんが担当している。

 会場では、同書に掲載した原画作品21点を中心に、飛行船をモチーフにした新作オリジナル作品も展示する。「はじめての飛行船搭乗記」をテーマに乗る人の目線で展開するのが特徴の同書。影山さんは「実際に飛行船『ツェッペリンNT』に搭乗し、都内を1周した後に制作を開始した」と話し、取材に基づいた係留地でのグランドクルーの働きなども見どころだという。「作品を収める箱は、額縁ではなく昆虫の標本箱業者さんへ特注したもの。ユニークなのでぜひ見てもらえれば」とも。

 開廊時間は11時~19時(土曜は17時まで)。日曜休廊。2月6日まで。

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