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「駒テラス西参道」開業へ 高架下を再整備、将棋ファン「聖地」に

外観イメージ

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 将棋文化を通じたまちづくり施設「駒テラス西参道」(渋谷区代々木4)が6月10日、参宮橋駅近くの高架下にオープンする。渋谷区が伝統文化の発展や地域の魅力向上に関する協力協定を結んでいる日本将棋連盟(千駄ヶ谷2)が運営を手がける。

ウッドデッキも

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 区が明治神宮鎮座100年を機に進めている、参道の一つである西参道エリアを整備する「西参道プロジェクト」の一環。同プロジェクトでは、明治神宮の西門前から甲州街道に至るまで約750メートルの道路整備などを進めている。

 駒テラス西参道は、延伸約150メートルにわたる高架下を整備したもの。自転車集積所を廃止し新たにコンテナ4棟を建てたほか、消防団の詰め所などのほか、既存の旧・西参道児童遊園地も駒テラス西参道公園(3月31日開園)としてリニューアルしている。

 コンテナ4棟は、「観る将(観る将棋ファン)の聖地」を目指し、異なる4つの機能を持たせる。将棋教室や大盤解説会などを行うホール、将棋の歴史年表や写真の常設展示やイベントと連動した企画などを行うほか同施設限定グッズなどを販売するショップ(支払いはキャッシュレスのみ)を併設するギャラリー、日本将棋連盟公式ユーチューブの公開収録や配信、将棋に関する映像コンテンツの製作などを行うスタジオ、店内で将棋の中継を上映するカフェで構成。ホールやスタジオは一般にも貸し出す。

 ホールでは6月の毎週水曜・木曜(10時~12時、18時30分~20時)、金曜(10時~16時)に初心者を対象(各日定員32人)とした対局による将棋交流教室(参加費1,000円、支払いはキャッシュレスのみ)を開催。このほか、年齢問わず駒の並べ方や動かし方などから学べる教室、「観る将」の人向けの教室なども開講。日曜には将棋大会も開催していく予定。

 オープン記念イベントとして、中級車(5級位)以下の小学生を対象とした将棋大会(定員32人、6月10日13時30分~15時)、深浦康市九段を招く大盤解説会(同30人、同16時~17時30分)、ルールが分かる初心者の小学生を対象とした将棋大会(同32人、同月10時~12時)を開催する。

 営業時間は10時~20時(駒テラス西参道公園の開園時間は8時~19時(11月~3月は18時まで))。火曜定休。

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