シャンデリアアーティストのキム・ソンヘさんの展覧会「愛と接続」が7月30日、表参道駅近くの複合文化施設「スパイラル」(港区南青山5)で始まった。
キムさんは、使われなくなったぬいぐるみやアメリカン トイ、招き猫などのさまざまな玩具を、「人々が集まる場所の光=シャンデリア」に集める(コラージュする)ことをコンセプトに作品を作 る。
1982(昭和57)年、在日朝鮮人 3世として東京で 生まれ たキムさんは、18歳まで朝鮮学校に通った。織田デザイン専門学校を卒業後、作家活動をはじめ、2005(平成17)年にセレクトショップ「ラブレス」で展示した作品が注目を集めたのを機に、シャンデリアアーティストとして独立。アーティストやファッションブランドなどとのコラボレーション、空間ディスプレーなどを手がけてきた。国内ではラフォーレ原宿や渋谷パルコなどで個展を開いた。
昨年独立20周年を迎えたキムさんの最新展となる同展。これまで手がけてきた作品や活動を振り返りながら、未来を見据えて さまざまなテーマ で制作した新作のシャンデリア作品を中心に展示・販売する。展示作品数は新作25点、旧作18点の計43点。
新作となるみこしを模した大型のシャンデリア「Carry Love the Future」は会場中央に設置。「後悔は過去に縛るものではなく、未来へ進むための羅針盤になる」という思いを込めた7色から成るシャンデリア「Regret as a Compass」、フリーマーケットアプリ「メリカリ」で購入した物だけで作ったシャンデリア「For Mercari」、キムさんの作品としては珍しくコラージュをしていないシャンデリア「Monster」なども新作として登場する。
加えて、2021年の15周年の際に渋谷パルコのミュージアム「PARCO MUSEUM TOKYO」で開催した「天国 - HEAVEN」で展示した平面作品など、これまでの展覧会で発表してきた作品も紹介し、制作の軌跡をたど っていけるような内容に仕上げた。
会期中の8月1日・2日(12時~19時)には神楽坂の生花店「てん」によるワークショップを開催するほか、同展の「愛」「接続」をテーマにした花束を販売。同3日(18時~19時)には、キムさんと芸人の大島美幸さんによる トークショーを開催する。同8日(13時~、15時~各1時間)にはワークショップも開く。参加料は4,400円。定員は各回15人。
開催時間は11時~19時。入場無料。同11日まで。