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恵比寿に「写真集食堂 めぐたま」-飯沢耕太郎さんの私物写真集4500冊

(左から)コミュニケーションアーティスト・ときたまさん、オーナー・おかどめぐみこさん、写真評論家・飯沢耕太郎さん

(左から)コミュニケーションアーティスト・ときたまさん、オーナー・おかどめぐみこさん、写真評論家・飯沢耕太郎さん

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 恵比寿・山種美術館近くに2月22日、「写真集食堂 めぐたま」(渋谷区東3、TEL 03- 6805-1838)がオープンする。経営はholoholo(神宮前4)

木目を基調にした店内

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 オーナーはオーガニックのご飯店「上野広小路めぐり」(2005年~2012年)を手掛けていた「おかどめぐみこ」さんで、10年来の友人でもあるコミュニケーションアーティストの「ときたま」さん、その夫で写真評論家・飯沢耕太郎さんの3人が中心となり同店を運営する。場所はときたまさんの実家の土地内で、ときたまさんが同所に自宅を建てる予定があり、同時に「人の集まる空間を作りたい」という思いから同店を計画した。

 店舗は、レッドシダーを加工した防火木製外壁「ウイルウォール」を使い、「エアロハウス」という木造スケルトン・インフィル工法で建てた。店舗面積は20坪で、席数はテーブルを中心にカウンター席など約30席を用意。内装はザ・ペニンシュラ東京の内装デザインなどを手掛けたデザイナー橋本夕紀夫さんが担当。橋本さんの提案で、飯沢さんが「生命の樹」をテーマにした絵を床一面に描いた。テーブルや椅子も木調でそろえ、天井からは傘に写真集を使った照明をつるす。中央には樹齢104年のケヤキの年輪を置いた。

 壁面には飯沢さんの私物である写真集約4,500冊をディスプレー。洋書・和書共にそろえ、年代順・作家別に並べる。洋書では「世界最古の写真集」といわれている「The Pencil of Nature」(1844年~1846年)の復刻版など、和書では木村伊兵衛をはじめ、森山大道さん、荒木経惟さん、蜷川実花さんなどの写真集がある。店内で閲覧可能で、元あった場所に戻せるようプラスチックの代本版を用意する。

 メニューは「日本の家庭料理」。ランチ(14時まで)には、メーンが肉または魚のランチ(各1,000円)、「めぐたま一汁五菜特製ランチ」(1,500円~3,000円)などを用意。ご飯は黒豆入りまたは七分つきから選ぶことができる。ディナー(17時~)には、小鉢4~5品が付く「ほろよい小鉢セット」(1,000円)などのほか一品料理(300円~)、きのこ文学評論家でもある飯沢さん「おすすめ」の文学の中に登場するきのこ料理(800円~)などをそろえる。磯沼牧場(八王子市)の牛乳「みるくの黄金律」を使った「名物みるくの黄金律のソフトクリーム」(600円~800円)など、おかどさんが「得意」という和の甘味も。

 土曜・日曜・祝日のブランチ限定メニューとして、同量の米やアワ、大豆などを茶とだしで炊き上げる「奈良茶飯」をラインアップ。季節の小皿2品と豆腐とわかめのみそ汁、奈良漬けが付くセット(1,500円、15食限定)ほか。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=3,000円ほどを想定。今月22日・23日は別途特別メニューを提供予定。

 同店ではイベントも開く。飯沢さんの写真講座やご飯付きのトークイベント、料理教室、ワークショップなど。随時ホームページに更新する。

 営業時間は11時30分~23時(土曜・日曜・祝日は12時~22時)。月曜定休(祝日の場合は翌火曜が休み)。

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