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SNSと連携し「自分史」構築-デジタルガレージ、米メモレーンと資本・業務提携

「Memolane(メモレーン)」の画面イメージ

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 デジタルガレージ(渋谷区恵比寿南3、以下DG)は11月2日、さまざまなソーシャルメディアに投稿したコンテンツを蓄積し、一元的に表示することで「自分史」を構築できるサービス「Memolane(メモレーン)」を提供する米メモレーン(米カリフォルニア州)と資本・業務提携したと発表した。

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 DG の全額出資子会社で投資・育成事業を手掛ける DG インキュベーション(同)がメモレーン社に出資し、同時に、日本市場におけるメモレーンの事業展開を共同で行うことでDGと同社が合意した。

 メモレーンは2011年3月にベータ版が公開されたサービス。現在は英語版のみであるにもかかわらず、全ユーザーに占める日本ユーザーの割合が17%と、米国ユーザー(20%)に次いで2番目に多い。Facebook、Twitter、Flickr、foursquare、Instagram、YouTubeをはじめとする多くのソーシャルメディアとAPIを通じて連携している。

 ユーザーは、これらのソーシャルメディアの自分のアカウントと、メモレーンのアカウントを結びつけるだけで、自分がこれまで各ソーシャルメディアに投稿し日々蓄積してきたテキストや写真、動画、位置情報などのコンテンツを時系列に並べた「自分史」をメモレーン上に表示できるほか、年月日の指定やキーワード検索でコンテンツを絞り込むことで、自分の過去を振り返ることも可能。

 メモレーンが同日発表した新バージョンからは、知り合い同士でメモレーンのアカウントをフォローし合ったり、自分史を複数のカテゴリーに分けて表示したりすることが可能になった。DGでは、「メモレーンは、これまでリアルタイムな情報の共有に注目が集まりがちだったソーシャルメディアに『ストック』という概念を持ち込み、新たな付加価値を提供する」としている。

 今回の提携に伴いDGは、戦略パートナーとの事業開発やマーケティング活動、スマートフォン版の開発支援、ローカライゼーションなどを通じて、日本におけるメモレーンの普及を推進する。さらに、日本での事業が軌道に乗った場合、日本法人の共同設立について両社で交渉を行う。

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