渋谷パルコ（渋谷区宇田川町）パート1・3階に現在、バンタンデザイン研究所（恵比寿南１）の学生が企画・運営する限定ショップ「サロンハキルモノ」がオープンしている。

同店のためにサロンエプロンをデザインした原まり奈さんと星拓真さん

　同校の「実践教育」に基づく授業の一環。ファッションビジネス学科バイヤー＆ショッププロデュースの学生12人がショップの企画から仕入れ、設営、マーチャンダイジング、店舗運営、売り上げ処理まで全てを行っている。同店では、2月のニューヨーク・ファッションウイークに参加した同校の学生が手掛けるブランドを中心に、作業用などで使われている「サロンエプロン」をファッションアイテムとして提案。20～25歳の女性をメーンターゲットに据える。

　取り扱いブランドは、同校の特別進級クラス「X-SEED」に在学中の星拓真さん（24）が手掛ける「ZOKUZOKUB（ゾクゾクビ）」と、スタイリスト学科などを経て現在も同校で学ぶ原まり奈さん（22）が手掛ける「old honey」が中心。星さんと原さんは現在、パルコが運営するインキュベート・クラウドファンディング・サービス「BOOSTER（ブースター）」で、アトリエ「成遂寺（せいすいじ）」を立ち上げるために支援を募っていることもあり、同店で同プロジェクトのアピールも図っている。

　両ブランドともに同店のためにデザインしたサロンエプロンを販売。商品は、ゾクゾクビ＝ベルトループに引っ掛けるだけで着けることができるタイプ（7,020円）や、台形の生地2枚つなげ腰ひもの先端をシャツの袖のデザインにしたタイプ（1万5,660円）など。オールドハニー＝花束をイメージした形の「ブーケサロン」（デニム生地＝1万7,280円、防水機能付きの生地＝1万4,040円）、ベーシックなデザインながら防水機能が付いた生地で作るなど機能性に注力したタイプ（1万5,120円）など。

　加えて、ファッションビジネス学科バイヤー＆ショッププロデュースの学生がエプロンやパジャマなどを手掛ける荻原（品川区）の商品と、ちょうネクタイブランド「Krabert（クラバート）」の商品をセレクトして扱っている。

　営業時間は10時～21時。11月4日まで。