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渋谷で若手アーティスト公募展「ワンダーシード」-入賞作品101点販売

「げてものじゃなきゃ面白くない。いつか古典になるように頑張れば良い」とエールを送る石原慎太郎東京都知事(右)

「げてものじゃなきゃ面白くない。いつか古典になるように頑張れば良い」とエールを送る石原慎太郎東京都知事(右)

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 トーキョーワンダーサイト渋谷(渋谷区神南1、TEL 03-3463-0603)で現在、若手アーティストを対象とした公募展「ワンダーシード2012」が開催されている。

場内では101点の入賞作品を展示・販売している

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 東京都のアート支援プログラム「TWS」の公募企画として2003年に始まった「0号展」を前身とし、今年で10回目を迎えた同展。作品購入が若手アーティストの支援を意味する「BUY=SUPPORT」をコンセプトに、入選作品を販売する。

 応募作品は10号以下の小作品が対象で、石原慎太郎東京都知事や美術家・会田誠さん、現代アートギャラリー「小山登美夫ギャラリー」(江東区)の小山登美夫さんらが審査員として約600点の応募の中から入選作品101点を選定した。

 石原都知事は「げてものじゃなきゃ面白くない。便利な世の中だが最後は自分の腕と感性。いつか古典になるように頑張れば良い」とエールを送ったほか、小山さんは「こういうかたちのものが社会に定着していくのはいい。(10年目を迎え)表現方法が多岐にわたってきて総体的にクオリティーが高くなってきている。ここから抜きんでてくると面白い」と期待を込める。

 初めて審査員を務めた会田さんは「先に小山さんと宮津(大輔)さんに選んでもらい、残った中からある意味いい加減に選んだ。誰が作家になって、残るかなんてわからないので売り物にならないものも選んだ」と振り返り、「落とした作品も含め、全体的にクオリティーが高くて驚いた。皆ライバルみたいなものなので、描き方を参考にしたりして刺激は受ける」とも。

 作品は会場のほか、展示作品は、現代アート専門サイト「TAGBOAT」でも販売する。開館時間は11時~19時(入場は閉館30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は翌火曜)。入場無料。2月26日まで。

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