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写美で「東京ごはん映画祭」-「人と食のつながり」描いた16作品

ルーの人々と食文化を探るドキュメンタリー「Cooking Up Dreams」より© 2009 Asociacion Guarango Cine y Video

ルーの人々と食文化を探るドキュメンタリー「Cooking Up Dreams」より© 2009 Asociacion Guarango Cine y Video

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 東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)を中心に現在、映画と食の複合イベント「第2回 東京ごはん映画祭」が開催されている。

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 「人と食のつながり」を描いた映画の上映やトークイベントなどを展開する。フードディレクター野村友里さんが初監督した「eatrip」(2009年)を「eatrip」=「eat(食べる)」+「trip(旅)」=「人生とは食べる旅」というコンセプトで展開している食事付きの「おいしい上映会」の派生イベントとして昨年初開催され、女性を中心に1週間で約3000人を動員。今年は期間を2週間に延長して開く。

 期間中16作品を上映。今回、東日本大震災を受け「食で国を元気にしていこう」という同作のメッセージからセレクトした、ペルーの人々と食文化を探るドキュメンタリー「Cooking Up Dreams」(エルネスト・カベロス・ダミアン監督、2009年)を国内初公開するほか、「eatrip」、カフェを舞台に2人女性の物語を中心に描いた「バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版」(パーシー・アドロン監督)、老夫婦とその子どもたちのとある夏の一日を描いた「歩いても 歩いても」(是枝裕和監督、2008年)、ドイツ・ハンブルクのレストランを舞台にした「ソウル・キッチン」(ファティ・アキン監督、2009年)、アメリカを舞台に愛の側面を描く「マイ・ブルーベリー・ナイツ」(ウォン・カーウァイ監督、2008年)などをラインアップ。

 ほかにも、「バイオレンス映画の中の食部門」として、愛を知らない男と愛を夢見た女子高生の「魂の求め合い」を描いた「息もできない」(ヤン・イクチュン監督、2008年)、「極限部門」として、裕福な家庭で育った青年が全てを捨てアラスカを目指し、餓死死体で発見された実話を基にした「イントゥ・ザ・ワイルド」(ショーン・ペン監督、2007年)なども上映する。

 FMラジオを通じた音声ガイダンス付き「耳で観る上映会」(「eatrip」ほか)、子ども連れの来店客向けの「ママのための上映会」などのほか、16日(18時~21時)には、ペルー料理店「ミラフローレス」(恵比寿西1)で、「Cooking Up Dreams」の上映、ペルー料理の飲食を行う上映会も。参加費は4,200円。事前予約制。

 鑑賞料は、一般・大学生・高校生1回券=1,500円、シニア・小中学生・障害者手帳持参1回=1,000円、3歳以上=900円ほか。今月23日まで。

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