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渋谷で「ホワイトボードアート大賞」-専用ペン使い美大生ら8人が出品

ホワイトボードをキャンバスに見立て手掛けた作品が並ぶ

ホワイトボードをキャンバスに見立て手掛けた作品が並ぶ

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 渋谷・キャットストリート沿いのフリーペーパー専門店「Only Free Paper(オンリー・フリーペーパー)」(渋谷区渋谷1、TEL 03-6427-6661)で6月29日、「第1回 ホワイトボードアート大賞」が始まった。

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 横44センチ×縦33センチのホワイトボードをキャンバスに見立て、参加アーティストが手掛けた作品を展示。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科の藤田すずかさんは、鹿をモチーフに塗ったり削ったりしながら描いたという「COLOR」を、同大造形学部油絵学科のHazuki Suareさんは、「特殊な方法」で日本語の文字を描いたという「NOTE」を、同・松永憲さんは「無彩」にこだわり犬を描いた「しろくろ」を、それぞれ出品。

 「溺れる」をテーマに、女の子がいろいろなことに溺れていている様子をノスタルジックな世界観で描いたのは、大学でデザインを学びながらイラストを手掛けるdeNoさん、「疲れきった神様が、心ここにあらずといった風に寝転びながら生命をつくっている様子」を描いた「ねころがって命を工作するかみさま」を出品するのは多摩美術大学グラフィックデザイン学科の及川一輝さん。このほか、武蔵野美術大学油絵科の吉田ももこさん、東京デザイナー学院出身のフリーイラストレーター「あ、ゆみ」さん、多摩美術大学グラフィックデザイン学科の小關諒人さんの8人が参加。店内では人気投票も受け付けている。

 同イベントを企画した、ライターでカメラマンのやきそばかおるさんは「中には3~4日間かけて描いた方もいるので、『これがホワイトボードに描いた絵なの?』と思うような非常に精密な作品が出そろった。実際に鑑賞すると、線の一本一本にアーティストの細かいマーカー運びが読み取れる。皆さんもホワイトボードに絵を描きたくなること間違いない」と話す。

 「ホワイトボードは手軽に書けて手軽に消すことができるが、使用するペンは『ホワイトボード専用』に制約される。色の種類や太さのバリエーションが少ない分、アイデア勝負になるところが面白い」とも。

 開催時間は11時~20時。入場無料。7月4日まで。

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