渋谷センター街に若手支援のアートギャラリー、NPOが開設

ギャラリーロゴ。若手支援を目的に「ストリート」出身のアーティスト作品を紹介、販売する

ギャラリーロゴ。若手支援を目的に「ストリート」出身のアーティスト作品を紹介、販売する

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 NPO法人コンポジション(渋谷区道玄坂2)は6月30日、渋谷センター街の商業ビル内に若手アーティスト作品を紹介する初の直営ギャラリー「GALLERY SCENE(ギャラリー・シーン)」(宇田川町、TEL 03-5428-0821)をオープンする。

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 ギャラリーを開くのは、飲食店経営のムジャキフーズ(恵比寿4)が2005年12月に開業した飲食ビル「渋ビルヂング」の4階と5階。落書き問題に取り組むアート活動として「リーガルウォール」プロジェクトを進めてきた同法人は、開業当初から外壁一面のペイントを手がけ、カラフルで先鋭的な絵柄は同ビルの「トレードマーク」にもなっている。

 ギャラリーは、ビルオーナーのムジャキフーズの協力を得てオープン。同法人の寺井元一代表理事は「小資本ながら『チャレンジング』なギャラリーを実現できた」と自信をみせる。2フロア合計で約40平米というギャラリー内には、常時10人ほどの新進アーティストの作品が並び、作品は販売も行う。

 キュレーションを担当するのは、同法人の活動を通じて世に出た20代前半を中心に構成される若手クリエーティブ集団「WATERCABLE(ウォーターケーブル)」。ギャラリーでは「ストリート」から飛び出し活動を続けるアーティストを中心に取り上げ、若手支援も目標に掲げる。寺井代表は「一般客がストリート文化を楽しみ、購入するという『アートシーン』をここから根付かせていきたい」と話している。

 店のロゴは、店名「SCENE」の中にある「EN」に着目し、人々がつながる「縁」や情熱の「炎」、アートから生まれる「円」などを表現したものだという。ギャラリーでは自主企画展も順次開催する予定。営業時間は13時~22時。月曜休廊。

GALLERY SCENE渋谷センター街のビルに巨大グラフィティーアート(シブヤ経済新聞)

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