下関の老舗料亭がシブヤ西武に初出店-「卵かけご飯」も

新装開店した「シブヤ西武」に下関の老舗料亭が初出店(写真=メニューの「卵かけご飯」)

新装開店した「シブヤ西武」に下関の老舗料亭が初出店(写真=メニューの「卵かけご飯」)

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 山口県・下関の料亭「みもすそ川別館」を運営する下関匠物産(下関市)は3月2日、同日リニューアルオープンした「シブヤ西武」(渋谷区宇田川町)A館地下1階に、下関の特産物を扱う関東初の直営店を開業した。

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 みもすそ川別館は下関・関門海峡を臨むふぐ料亭、旅館として創業50年以上の老舗で、百貨店内に出店するのは今回が初。店頭では、産卵数が少なく希少価値が高いとされる烏骨鶏(うこっけい)の卵や明太子、かまぼこなど下関特産の食材を販売するほか、これらの食材をその場で提供するイートイン区画も用意した。

 イートインは全席カウンターの計6席。漬け物、みそ汁付きの「烏骨鶏卵かけご飯」(735円)をはじめ、「料亭焼き明太子茶漬け」(735円)、「佐賀和牛のそぼろごはん」(945円)などを提供。オープン後は明太子、粒うになど3種の箸休めをセットにした「烏骨鶏卵かけご飯セット」(1,260円)のオーダーが多いという。

 食材の店頭価格は、烏骨鶏(1個)=525円、明太子(100グラム)=1,050円~1,575円、かまぼこ=315円~ほか。同社の杉井孝代取締役企画室長は「地元・下関の料亭では提供していない『まかない』風のカジュアルなメニューをそろえた。下関の特産物として知られていない食材を知ってもらえたら」と話す。オープン初日から続いた週末は昼前から夕方にかけて常に満席の状態。「若い女性からはスイーツの代わりに食べたいという声もいただいた」(同取締役)という。

 同日リニューアルオープンしたシブヤ西武のA館地下2階には、1995年の大規模改装で一時姿を消していた「デパ地下」が復活。リニューアル後は、生鮮区画や各種総菜店をはじめ、百貨店初登場の洋菓子店や有名店のイートインなどでにぎわいを見せていた。

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