トランスコスモス、米企業とECサイト最適化事業で提携

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 トランスコスモス(渋谷3)は6月15日、ECサイト向け最適化分析サービスを提供する米国Optimostと提携、日本における分析サービスの独占販売契約を締結したと発表した。

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 契約を結んだサービス「Optimost」は、複数ある「ショッピングカート」や「キャッチコピーのフォントやサイズ」などのホームページの部品から、「ユーザー登録」や「購入」など最もユーザーアクションを喚起させる組み合わせやレイアウトを自動的に作成・分析するもので、ユーザーが同じパソコンからアクセスした場合は、クッキー機能を用いて同じパターンを表示させる事ができるという。この日会見に参加したOptimost最高経営責任者のマーク・ワキンさんは、「従来のサービスは分析したいページを個別に作成する必要があり、パーツの候補や数が多い場合、分析に時間と費用がかかった」とし、同サービスの特徴について「クライアント側が試したいホームページ素材を用意し、1ページあたりに1つのソースコードを挿入するだけで済む」と説明した。

 7月1日のサービス開始以後は、Optimostの分析プログラムを使い、分析結果についてはトランスコスモスが日本語訳などのサービスに対応する。トランスコスモスの武智さんは提携に至った経緯について「顧客からホームページ全体をそれぞれの目的に沿って最適化したいとの要望があがっていた」(同社の武智さん)とコメント。費用、主要顧客については「サービスの使用料は2カ月で250万円が基本。1カ月あたりの広告費用が1,000万円以上の企業を顧客の目安にしている」と話している。同社では2006年度に18社、2007年度までに30社の導入を目指す。

 1996年設立のトランスコスモスはインターネット広告代理業務を4年前に開始している。一方、2001年設立のOptimostは、米国ではタイム誌で同ホームページを通じて定期購読者を増加させたなどの実績を持つ。本社はニューヨーク市内にあり、従業員数は25人(2005年6月現在)。

トランスコスモス

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