Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)が6月5日、渋谷区役所に隣接するシビルガーデン(渋谷区宇田川町)にマスコットキャラクター・サンディーの銅像を設置した。
SR渋谷は、2016(平成28)年のBリーグ開幕と同時に、渋谷区をホームタウンに、青山学院記念館(渋谷4)をメインのホームアリーナとして活動。来季開幕する新トップリーグ「B.プレミア」参入に当たり、ホームタウンとアリーナを江東区に移転する。
銅像の設置は、同日、クラブを運営するサンロッカーズ(品川区)と渋谷区が締結した「マザータウン協定」の一環。渋谷区への「感謝と未来への絆の証」としてクラブが寄贈した。昨年10月のシーズン開幕前の表敬訪問時に銅像の設置案が上がり、11月・12月には制作に着手していた。
サンディーは白クマの男の子。身長は「だいたいハチ公像と同じくらい」、体重はバスケットボール3個分を自称。「いたずらっ子でやんちゃ」で、「自由すぎる」性格。絵を描くことやダンスが得意で、「真っ白ふわふわなマシュマロ肌」が自慢。
ブロンズ製の銅像はシビルガーデンの公園通り沿いに設置。高さ1.3メートル、重さ240キロ。ユニホーム姿で、胸元には「SHIBUYA」の文字と「36」を、背面には背番号と「SUNDY」の名前を、それぞれあしらう。右手は空を指さし、左手にはバスケットボールを持ったいでちに仕上げた。台座(高さ60センチ×幅1.1メートル×奥行き90センチ)には、SR渋谷の前身が日立製作所のバスケットボール部であることから、同社発祥の地である茨城・日立の白御影石を使う。銘板には、「2016年からの10年は、クラブにとってかけがえのない時間」などのメッセージを刻んだ。
この日は除幕式も行い、長谷部健渋谷区長、サンロッカーズの神田康範社長に加えサンディーも参加。カウントダウン後に銅像が姿を現すと、サンディーは両手を挙げて喜びを表現。「ここがワタシの実家(ホームタウン)」と設置を喜び、「オサイセンと、オソナエモノ みんなよろしくネ~」(以上原文ママ)と呼びかけた。
神田社長は「10年で皆さんと築いてきた感動や絆を何かの形で残したいと考えた。クラブを代表するサンディーを(銅像として)残し、渋谷区と共に成長できるようにという思いを込めた」と説明し、「純粋にサンディーのファンなのですごくうれしい」と喜んだ。
長谷部区長は「次の未来につなげていく象徴」と位置付け、「マザータウンとして誇りになっていくとうれしい。触りに来れば大事な試合に勝てるような存在になれば。皆で大切にしてもらいたい」と話した。区には、世界的に有名な忠犬ハチ公像があるが、「ハチ公像と比べたらピカピカ。いろいろな方が触れるなどするとハチ公像みたいになるのかな。サンディーにも(ハチ公像と)同じように物語が育まれたら。未来志向の視点でめでていただければ」とも。
マザータウン協定は、これまでの歴史を踏まえ、渋谷区をSR渋谷が生まれた場所として位置付け、今後も相互に連携・協力していくことを目的に締結。
長谷部区長は、来季以降の江東区での熱戦に期待を寄せつつ、「いつか戻ってきてほしいという思いもある。マザータウンとしてチームの歴史に刻まれる、忘れないでねという思いがこういう形になったこともありがたい。未来を夢見ながらさらに一緒に進めたら」と話した。
神田社長は、「渋谷を名乗り、10年間成長させてもらったことをすごく誇りに思っている。10年間の絆をレガシーとして残し、今後も共に成長できる関係でありたい」と思いを口にし、「渋谷区を中心に応援してくださったファンがいる。ぜひ江東区にも来ていただきたいので、忘れられないようにアピールしていかないといけない。マザータウン協定を機に(渋谷区での)活動を強化していきたい」と意欲を見せる。