サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)のジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手がBリーグ2025-26シーズンの「新人賞」に輝いた。5月29日に行われた「B.LEAGUE AWARD SHOW2025-26」で発表された。
ハーパージュニア選手は2003(平成15)年沖縄生まれ。身長181センチのポイントガード。東海大学在学中の2020-21シーズンは琉球ゴールデンキングス、2022-23シーズンは群馬クレインサンダーズで特別指定選手として活動。SR渋谷には2023-24シーズンから所属。昨年2月以降、日本代表候補にも名を連ねている。
シーズン中、新人賞については「特に意識はしていない、取れたらいいなくらい」と話していたが、「本当に率直にうれしい」と喜びを表現。「これから期待される中で、その期待に応えないといけないので、これからがスタート」と気を引き締める。来季狙う賞は「全部」と即答し、「夢はでかく。全部取れるような気持ち・勢いで頑張っていきたい」とも。
現行のリーグで最後の新人賞となったが、Bリーグ初年度にはSR渋谷のベンドラメ礼生選手が同賞を受賞している。選ばれた連絡を受けた後、ベンドラメ選手に報告したと言い、「『すごいね、これからも頑張っていこう』という話をした」と明かした。アワードについては、「『印象を残してこい』とアドバイスを受けた」と言い、「服装で十分印象を残せたと思うので、そこは良かった」と笑う。
アワードの衣装は、男性向けファッション&ライフスタイル誌「Safari」がプロデュース。ハーパージュニア選手は、ドルチェ&ガッバーナのアジュール色のダブルブレストジャケットに黒のフォーファー、黒のパンツなどを合わせ、胸元にはちょうネクタイを着け、私物のだて眼鏡を合わせた。上下ピンクの衣装との二択だったと言い、「こっちの方がまだ派手じゃなかったので選んだが、皆から『コメディアン』と言われた」とも。
ハーパージュニア選手は2025年3月に大学を卒業。フルシーズンを戦う初のシーズンとなった。57試合に出場し、シーズン途中からはスタートメンバーを務めた。出場時間は昨季から10分以上伸び、平均約22分出場。終盤にはけがにも苦しんだが、「細かいところの突き詰め、体のケアもしっかりやらないとけがをすると分かったので、来シーズンからは60試合万全に出られるように準備したい」と触れた。
昨季までは守備面を求められることが多かったが、今季は司令塔として攻撃面でも存在感を発揮。10月の試合では17得点を挙げ、1月の試合でアシスト11本をマークし、それぞれキャリアハイを更新。中でも、3ポイントシュートの試打数は平均1.4本から4.2本に増え、決定率は約15%から約32%に上がった。「すごく成長したシーズンでポイントガードとしても自信を持つことができたが、満足はしていないし、まだできる。次は精度の高いバスケットをしていきたい」と意気込む。夏には日本代表の活動にも参加することから「(先輩の)ポイントガードたちにならって成長できたら」とも。
チームは来季、「サンロッカーズ東京」と名称などが変わる。既に契約更新を発表しているが、「7連敗など、人生でも初めての連敗を喫した、今シーズンの結果がすごく悔しすぎて、このチームで勝ちたい、自分たちが強いというところをファンの人たちに見せつけたい」と残留を決めた。ヘッドコーチも変わるが、「速いバスケットと強度の高いディフェンスをしていきたい。プレースタイルにフィットすると思うし、走るバスケットは得意なのでフレッシュな気持ちを忘れずに、ベテラン選手を引っ張っていきたい」と話す。