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渋谷ロフトに「シャンメリーストア」 各地から20種類集積、試飲バーも

9社のシャンメリーが並ぶ売り場

9社のシャンメリーが並ぶ売り場

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 炭酸飲料「シャンメリー」専門店「シャンメリーストア Shibuya2023」が現在、渋谷ロフト(渋谷区宇田川町)1階「間坂ステージ」に期間限定オープンしている。

「シマエナガ」ラベルのシャンメリー

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 クリスマスパーティーなどで親しまれているシャンメリーは1947(昭和22)年、「シャンパンを安価で大衆が飲めるものにしたい」と東京の飲料業者が開発したことで誕生。当初は「ソフトシャンパン」の名で売り出していたが「シャンパン」の名が使えなくなり、1973(昭和48)年に「シャンメリー」に改名。シャンパンの「シャン」とメリークリスマスの「メリー」から名付けられた。

 シャンメリーの商標を持つ「全国シャンメリー協同組合」傘下で、夏にはご当地ラムネを作っている中小飲料メーカーが製造している。開栓時に音が出るように作られたノンアルコール(アルコール分1%未満)の炭酸飲料で、表面に「CHANMERY」の文字が入った360ミリ規格の瓶を使っているのが特徴。

 シャンメリーは基本的に「ご当地もの」であることや、年齢関係なく家族全員で飲めて「パーティー感を味わえる」点などから、渋谷ロフトでは「市場全体の底上げ」を目的に2018(平成30)年からクリスマスの時期に向け特集企画を展開している。同協会の組合会員は18社だが、物価高などを受けて今年はシャンメリーを作っていない会社もあり、シャンメリーストアでは9社の約20SKU(在庫最小管理単位)を扱う。

 商品は、城をデザインしたパッケージの「サインシャンメリー城」(378円、愛知・中京サインボトリング)、ピーチ味の「シャンメリー 袋包装レッド」(368円、大阪・ハタ鉱泉)、ラフランス風味の「ラフランスシャンメリー」(378円、佐賀・友桝飲料)、大阪産シャルドネの果汁を使うワインを入れる同店で扱う中で唯一アルコール1%未満の「アポロシャンメリー セレクト」(432円、大阪・寿屋青陵食品)」など。同店ではキャラクターパッケージは扱っていないが、雪の妖精とも称される鳥「シマエナガ」をデザインしたパッケージ(292円、北海道・小原)は展開。シャンメリーは透明なものが多いなか、リンゴ味は乳白色になっている。

 ロフトオリジナルのアートボトルとして、イラストレーター竹井千佳さんが泡の世界から現れた女の子をイメージして描いた「シャンメリーガール」パッケージのシャンメリー(432円)も販売する。シャンメリーをクリスマスだけでなく、正月や成人式などの祝い事にも利用できるよう、シャンメリーストアの会期終了後も同店店頭で扱う。

 12月3日(13時~18時)にはメーカー担当者が来店者に話を聞きながら、来店者が飲み比べできる「シャンメリーバー」を展開するほか、同2日・3日(14時と17時)には3段に積み上げたグラスにシャンメリーを注ぐ「シャンメリータワー」体験も行う。

 出店メーカーのファンや毎年足を運ぶ人もいるほか、親子連れで複数購入する人、差し入れ用、パーティー当日に買いに来る人など利用はさまざま。辛口強炭酸でシャルドネ果汁を10%使う「大人のシャンメリー」(432円、小原)、同じくシャルドネ果汁10%の「トンボ シャルドネシャンメリー」(454円、富山・トンボ飲料)の人気が高いという。

 営業時間は10時~21時。12月3日まで。渋谷ロフトではバレエをテーマに、バレリーナや舞台衣装、装飾をイメージしたオーナメントやデコレーションアイテムや、レゴブロックの世界観・デザインを反映した収納ボックスやマグカップなどの雑貨、紅茶のアドベントカレンダーなど、各フロアでギフト向けの商品も展開している。

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