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渋谷の公道で初の1マイルレース 田中希実選手が中高生と競争も

オペラ通りなど公道を走った参加者たち

オペラ通りなど公道を走った参加者たち

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 公道を舞台にした1マイル(1609.344メートル)レースなどを行うランニングイベント「北渋Run Runフェスタ」が11月13日、渋谷区本町のオペラ通りや水道道路(都道431号角筈和泉町線)で開催された。

中高生と競った田中希実選手

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 「ササハタハツ」と称する笹塚・幡ヶ谷・初台、本町エリア。区民が多く暮らす住宅街であり、区としても同エリアの地域活性を課題と考えていたなか、まちづくりプログラムの中などで「水道道路を有効活用したい」という声があった。区内は「運動できる場所が少ない」こともあり、「初心者でも走りやすい」距離の同イベントを開催した。

 こどもの国合唱団の合唱でイベントはスタート。長谷部健渋谷区長は「暮らす方々がこの道をもっと有効できるように考えていく第一歩として企画した。走ったり応援したりしてこのエリアをさらに好きになって、シティプライドを持ってもらえたら。感染対策に気を付けながら今日一日盛り上げていきましょう」とあいさつした。

 この日は朝から初台駅前~オペラ通り、中野通りを交通規制しコースをつくった。1マイル(1609メートル)のタイムを競う「北渋マイル」をメイン種目に、60分で1マイルのコースを何週できるか距離を競う「リレーマラソン」(2人~8人のチーム制)、オペラ通りの42.195メートルを走る未就学児向けの「北渋ひよこレース」、飼い犬と参加する特別企画「ハチ公ラン&ウォーク」を行った。全部門合わせて1358人がエントリーした。

 沿道では近隣住民らが拍手をしたり「頑張れ」と声をかけたりしてレースを見守った。最も速い記録を残したのは、招待枠で参加した中央大学3年の金子魅玖人(みくと)さんで4分06秒2だった。

 特別プログラムとして、イベントのメインスポンサーであるニューバランスのグローバル契約アスリートである田中希実選手が、次世代のアスリート支援を目的に中高生の女性と1マイルで競う「NOZOMIRAI MILE」も行った。

 田中選手は中高生より10秒遅れでスタート。レース前半で「差は詰まったが、その後がなかなか縮まらなかった」。1キロを切った辺りで「焦りというより、追い付きたいというわくわく感も出てきた」とスイッチを入れ、終盤に学生の先頭を捉え5分10秒1で勝利した。前日も別の大会に参加していたことから「思ったよりきつかったが、皆さんと走れたことで追いかける部分は楽しみながら、最後までリズムよく走れた」と言う。時間差を付けてスタートをすることはあまりないことから、「皆の背中を見ながら一人ずつ抜いていく方がかけっこみたいで楽しいし、最後まで足を動かせるんじゃないかと思う」と振り返った。「こんな都会の真ん中の公道で走ることはマラソン大会でしか無い。しかもトップスピードで突っ走ることができるのはすごく気持ちが良い。なかなか無い経験」とも。

 学生の中で1位となったのは静岡から参加した高校1年の中川千愛(ちな)さん。小学4年生で陸上を始め、普段は3000メートルなど長距離をメインにしているが、1500メートルは4分43秒というベスト記録を持っている。「スピードが違うと感じた」とトップ選手の力を肌で感じた様子で、5分15秒7という記録には「それなりに良かった」と笑顔を見せた。

 田中選手の出身地兵庫から参加したのは原未咲さん(中学1年)で、陸上部に入っている姉の影響で中学から陸上を始めた。姉の応援に行った大会で田中選手の走りを見たことがあるほか、ユーチューブなどでも田中選手のレースを見るなどしていて「一緒に走りたい」と参加した。「抜かされる時に頑張って付いていこうと思った」と言い、「田中選手みたいになりたいと思った」と振り返った。

 長谷部区長は「来年に向けてやる気が湧いている人もいるし、良かったと思う。面白かった」と振り返った。日頃から走っている長谷部区長も一般男子の部(折り返し)で参加し6分42秒3となり、同部門で44人中14位という結果だった。

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