見る・遊ぶ

西武渋谷店で忠犬ハチ題材のアート展 「HACHI-8 PROJECT」始動

日本で「心に残った風景」と一緒にハチを描き下ろしたロメロ・ブリットさんの「Japan Collection (Hachi with bamboo)」

日本で「心に残った風景」と一緒にハチを描き下ろしたロメロ・ブリットさんの「Japan Collection (Hachi with bamboo)」

 渋谷の象徴として知られる忠犬ハチ公像のモデル・ハチを題材にした、88人のアーティストによる作品などが8月7日~9日、西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館2階で展示される。

渋谷の象徴である忠犬ハチ公像

[広告]

 「ハチ」が重なる令和8年8月8日に合わせて始動する、ハチのストーリーを後世につなげるプロジェクト「HACHI-8 PROJECT」による取り組み。ハチは、亡くなった主人・上野栄三郎を渋谷駅前で何年も待ち続けた「忠犬」で、映画化されるなど世界的に知られている。忠犬ハチ公像の「待ち合わせ」「人が集まる」という文化的価値を再解釈し、街と人、人と人、人と文化をつなぐプロジェクトと位置付ける。

 第1弾となる今年は「ART」をテーマに、キュレーター8人が選出したアーティスト88人の作品などを展示する。キュレーターを務めるのは、渋谷区観光協会理事・事務局長の小池ひろよさんや渋谷区国際都市戦略特命部長の宮本安芸子さん、放送作家の倉本美津留さんなど。

 画家・あおいうにさんの「夢ならば覚めないで。雪の渋谷駅で、老いた耳を垂らした犬は、帰らぬ人の手にもう一度だけふれる。」は、降りしきる雪の渋谷駅を舞台に「老いた」ハチと上野の「幻の再会」を描いた。アーティスト・伊藤桂司さんの「やっと会えたね」は、ハチが天国で上野と再会できた瞬間を描いた作品。丸シールで作品を作る現代美術家の大村雪乃さんの「Midnightハチ公」は、忠犬ハチ公像を中心に丸シールのみで夜の渋谷駅周辺を「描いた」。

 イラストレーター白根ゆたんぽさんは、ハチのシルエットの中に上野と思われる男性やハチを描いている。渦状に巻いた銅線で作品を作る彫刻家の西島雄志さんは、ハチが「ご主人に会うことができた喜び」を表現した「欣喜(かんき)」などを展示。粘土作家・フジイカクホさんは全長5ミリのハチのミニチュア作品を手作業で作った。画家の吉野祥江さんは「多様性の象徴」として描き続けているヤギとハチがヘッドホンで音楽を楽しむ姿を描いた「You have no idea how many times I was moved by the music.」を制作した。

 ブラジルのポップアーティストで「親日家」のロメロ・ブリットさんの「Japan Collection (Hachi with bamboo)」は、日本で「心に残った風景」と一緒にハチを描き下ろした作品。アートユニットのLeo & Stephは、渋谷駅前スクランブル交差点を背景に、同ユニットのキャラクター「Kid Cup」とハチを描いた。ハワイ出身のJasper Wongさんが、ハチを中心とした犬たちが休暇を楽しむ姿を描いた「OOO (Out of Office)」などは特別展示となる。

 初日の7日には全8回のトークショーを開催。倉本さんが司会を務め、アートプロデューサーの山口裕美さんや、アートジャーナリストの鈴木芳雄さん、実業家でアートコレクターの遠山正道さんらが登壇する予定。

 8日(18時ごろ~)には、「第7回渋谷盆踊り」と連携し、道玄坂にアーティスト8人の作品をイーゼルで展示。ハタヤママサオさんによるライブペインティングも予定する。

 展示終了後、一部作品は、渋谷区役所やMIYASHITA PARK(神宮前6)、代官山T-SITE(猿楽町)、東急プラザ表参道「オモカド」(神宮前4)など、区内8カ所のサテライト会場に展示する。展示期間は会場により異なる。

 西武渋谷店の営業時間は10時~20時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL