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渋谷ヒカリエにカフェ「伊右衛門サロン」 カフェ・カンパニー、多店舗化へ

「伊右衛門サロン」店舗外観

「伊右衛門サロン」店舗外観

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 日本茶ブランド「伊右衛門」のカフェ「伊右衛門サロン」(TEL 03-6803-8281)が7月3日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)7階にオープンする。

4種類を用意する飲み放題の「日本茶バー」

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 カフェ・カンパニー(神宮前5)が、老舗茶舗・福寿園(京都府木津川市)とサントリー食品インターナショナル(中央区)から「伊右衛門」ブランドの飲食展開に関するライセンスを取得して展開する同カフェ。2008(平成20)年10月~2018(平成30)年12月に京都・烏丸三条で同カフェ展開していたが、契約満了に伴う閉店に合わせリニューアル。日本茶を通して「健やかで生き生きとした生活文化」の提案を図るブランドとして今年3月に京都・東山に出店した「伊右衛門サロン アトリエ京都」に次ぐ出店で、多店舗展開に踏み出す。

 場所はカフェ・カンパニーが2012(平成24)年から展開していた「フラワーズコモン」跡。店舗面積は約135坪で、席数は140席を用意。町家や「モダンに解釈」した茶室などをイメージした店舗は、モルタルや鉄材など「身近にある素材」を使う。壁面は茶を想起させる緑色や、緑の補色である桃色、自然をイメージした青色を取り入れる。店舗奥の空間には満月をイメージした大きなちょうちんを飾る。

 フードメニューは著書「作ってあげたい彼ごはん」で知られる料理家のSHIORIさん、ティーメニューは「世界のソムリエベスト50」に選ばれた経験を持つソムリエの梁世柱(やんせじゅ)さんを中心としたチーム、スイーツは同社専属のエグゼクティブ・パティシエである岡田春生さんが、それぞれ担当。茶葉は福寿園から仕入れる。

 フードメニューは、常時8種ほどを用意するおばんざいを1人1皿1回取れる「おばんざいバー」(レギュラーサイズ800円~)、柴漬けタルタルソースで食べる碾茶(てんちゃ)入りの衣で揚げる白身魚と長いものフリット(950円)、日替わりの肉料理(1,150円)、豚の角煮や九条ネギ、温泉卵をのせる炊き込みご飯(1,250円)など。

 スイーツは、卵や牛乳など動物性食材を使わない「ビーガン・デザート」となる。メニューは、餡(あん)を包んだ玄米入りのもち米にキャラメルナッツやイチゴ餡などをトッピングする「おはぎ」をアレンジした「コハギ(cohagi)」(3種プレート1,150円)、抹茶またはほうじ茶のゼリーや豆乳クリーム、水ワラビ餅などのパフェ(1,350円~)など。

 ドリンクは、氷水で一晩かけて抽出するほうじ茶や玄米茶、ほうじ茶と玄米茶をベースに季節によって浸けるフルーツを変えるフレーバーティーの4種類が飲み放題となる日本茶バー(300円)、煎茶や玉露などの日本茶(550円~)、水出し煎茶と酢をソーダで割る「シュラブ(=酢を使ったカクテル)」(600円)、ケールジュースと点てた抹茶を加えるビール(800円)などをそろえる。

 ランチ(15時まで)には、和牛の甘辛和えや根菜などをのせる蒸しずし(みそ汁付き、2,480円)、銀鮭の西京焼き(ご飯、みそ汁など付き、1,580円)などをラインアップ。いずれも、おばんざいバーと日本茶バーが付く。ティータム(15時~17時)にはスイーツ類と、抹茶入り玄米茶をかける「鮭と大葉の茶漬け」(850円)などの茶漬けを提供する(価格は全て税別)。想定客単価は、ランチ=1,500円~1,600円、ディナー=2,500円~3,000円。

 営業時間は11時~23時30分(日曜は23時まで)。今後はラボ機能やワークショップなども行う「サロン アトリエ」、同店のようなフルサービス型の「サロン」、スタンド型の「サロン ティールーム(仮)」の3タイプで、5年で国内外に100店舗の出店を目指す。

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