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渋谷・金王八幡宮でBEGIN奉納ライブ 小雨降る中、40分間ノンストップ熱唱

小雨の中、タオルを被りながらもBEGINのライブに酔いしれた

小雨の中、タオルを被りながらもBEGINのライブに酔いしれた

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 金王八幡宮(渋谷区渋谷3)で9月13日、例大祭が始まり、同日、恒例となったアコースティックバンドBEGIN(ビギン)の奉納ライブが神楽殿で行われた。

神楽殿で熱唱するBEGIN

 沖縄・石垣出身のビギンだが、上京直後から渋谷・円山町の老舗ロック喫茶「B.Y.G」に出演するなど、下積み時代から渋谷との縁が深い。「渋谷は僕らのふるさと、地元」と公言し、同祭でのフリーライブが恒例化している。今年で5回目。

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 定刻の19時、ポツポツと雨が降り始める中、ステージにビギン3人が登場すると会場は一気に歓声と拍手に包まれる。「昨年と同じく今年も渋吹(しぶすい)と一緒にやります」とボーカル・比嘉栄昇さんが声を掛け、地元の小学生~高校生で構成される「渋谷区青少年吹奏楽団(渋吹)」のメンバーと一緒に、ビギンのメンバー島袋優さんが作曲したヒット曲「海の声」を演奏してライブがスタート。続く2曲目は「ボトル2本とチョコレート」とノリの良いオリジナル曲で、境内を埋め尽くす観客のテンションが一気に上がった。

 「ここでビギンと同じテイチクレコード所属の歌手を呼びます。石垣でテイチクといえばスターなのですが…」(比嘉さん)と説明を加えながら、ブラジル人演歌歌手、エドアルドさんをゲストとして呼び込み、ビギンの伴奏で演歌を歌うユニークなセッションも披露。数曲歌った後、比嘉さんが「最後の曲になりました」と言うと、会場からは「えー、もう」という声が漏れ聞こえるや否や、「ただ40分間続きますけど…」と返答。会場から笑いが起きる一幕も。「長いので(踊りすぎで)倒れないように…」と注意を加えながら、40分ぶっ続けのノンストップライブに突入。「上を向いて歩こう」(坂本九)、「月がとっても青いから」(菅原都々子)、「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)、「恋の季節」(ピンキーとキラーズ)、「銀座鉄道999」(ゴダイゴ)など、誰もが知る昭和のヒット曲を次々にメドレーで歌い上げ、会場にいる観客は手を振り、自由に自然と体を揺らし音楽を楽しんだ。

 メドレー後半は「オジー自慢のオリオンビール」「笑顔のまんま」と代表曲を熱唱し、最後は「イーヤーサーサー!」の掛け声で盛り上がる「島人ぬ宝」を観客と一緒に歌った。いったん、ステージを下りた後、「アンコール、アンコール…」という声が会場から沸き、再登場したビギンは「三線の花」をしっとりと歌い上げ、会場をクールダウン。ライブの途中、雨がやや強くなり、タオルを頭にのせる観客の姿も目立ったが、それ以上は崩れず、中断することなく約1時間にわたるライブを締めくくった。

 比嘉さんは「来年もまた(渋谷に)帰ってきたい。でも僕らに限らず、他のアーティストにも出演していただいて、このつながりを広げていってほしい。他の方が出るなら、僕らはロープを持って(会場を整理するので)…」と笑いを誘いステージを後にした。

 奉納ライブで始まった例大祭は16日まで続く。期間中は「神楽ステージ」(神楽殿)、「子ども縁日と和文化体験」「屋台・フードコード」とスペースを分け、さまざまな奉納行事を行う。大道芸や古典舞踊、自由参加のカラオケなどのステージイベントのほか、金魚すくいや綿菓子、かき氷、ヨーヨー釣りなど、昔ながらの子ども縁日。屋台・フードスペースでは渋谷の飲食店などが出店を予定。最終日の16日には、各町会のおみこしが渋谷の街を練り歩き、14時ごろにSHIBUYA109付近で神輿(みこし)連合渡御(とぎょ)が行われる。

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