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サンロッカーズ渋谷、韓国・蔚山モービスフィバスとパートナーシップ協定締結

(左から)モービスのヤン・ドンクン選手、イ・ドヒョン事務局長、SR渋谷の岡博章社長、満原優樹選手

(左から)モービスのヤン・ドンクン選手、イ・ドヒョン事務局長、SR渋谷の岡博章社長、満原優樹選手

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が9月13日、韓国のプロバスケリーグ・KBLの蔚山(ウルサン)モービスフィバス(以下、モービス)とパートナーシップ協定を締結した。

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 モービスはKBLが始動した1997年のシーズンを優勝したほか、2012-13シーズンから3季連続で優勝するなど、これまでにリーグ最多となる6度の優勝を経験するなどしている強豪チーム。長年韓国代表を務めたヤン・ドングン選手らが所属している。

 昨夏、両チームで練習をしたことを機に話し合いを進めてきたという今回の協定。モービスのみならず韓国のチームは例年、オフシーズンに来日し日本のチームと試合をするなどしている。来年のオフからはパートナーチームとして練習を一緒にしたり、練習拠点として場所を共有したりすることで双方のスキルアップを図る。すでに今年もSR渋谷が韓国で合宿をした際にはモービスと練習試合をするなどしていた。

 トップチームのみならず、若いうちから経験を積ませるため、ユースチーム同士の交流も図る。交流戦のほか、チーム運営に関するシステムや情報交換、コーチングクリニックの共同企画などを予定している。

 SR渋谷を運営する日立サンロッカーズ(千代田区)の岡博章社長は「トップ、ユースそれぞれが国をまたいで交流することはいいことだと判断した」と振り返り、「モービスは歴史のあるチームであり強豪。いいところを見習い生かしながら発展していきたい」と意欲を見せる。

 モービスのイ・ドヒョン事務局長は「韓国と日本のバスケスタイルはもちろん違うが、それぞれの良さがある。互いの良さをコラボレーションさせることでシナジーを生むと判断した」と話し、「KBLはBリーグよりも20年ほど早く設立されているが、プロチームとしてマーケティングや収益性の緻密さはまだまだ足りない。SR渋谷が渋谷区という若い人が多い街でどのようなマーケティングをしていくのか、ということを知ることは自分たちに必要。モービスだけでなく、KBL全体でも共有していけたら」と期待を込める。

 SR渋谷の満原優樹選手は「国外の選手とやる機会はなかなかない。選手それぞれに経験になる」と話すと、モービスのヤン選手も「代表としてさまざまな国際経験を積んだが、いろいろな国の人、チームと対戦することは財産になる。意味のあるパートナーシップ」と続けた。加えて満原選手は「日本にいないタイプの選手もいるし、シュートの確立は日本の選手よりも長けている。ディフェンスをされた中でのシュートセレクションは勉強になる」とも。

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