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アート&チャリティープロジェクト「Shaun IN SHIBUYA」、740万円超を寄付

寄付金を手渡した小林弘明実行委員長(右)

寄付金を手渡した小林弘明実行委員長(右)

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 渋谷で昨年行われたアート&チャリティープロジェクト「Shaun IN SHIBUYA」の実行委員会が5月、日本赤十字社医療センターと渋谷区社会福祉協議会に748万1,586円を寄付した。

渋谷の街中に置かれたショーンのオブジェ

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 クレイ・アニメーション「ひつじのショーン」を活用した同プロジェクトは、同作品を国内で配給する東北新社(港区)を中心とする実行委員会が主体となり展開した。

 同プロジェクトでは、アーティストらがペインティングなどでアレンジしたショーンのオブジェ(高さ約130センチ×全長約140センチ、FRP製)を街中に展示した後、オークションなどを通じて寄付金を集めた。昨年5月に渋谷で展示後、大阪や横浜などを巡回。今年3月に代官山T-SITE(渋谷区猿楽町)内の多目的スペース「GARDEN GALLERY」でオークションを開いた。

 作品を制作したのは、映画監督・庵野秀明さんとデザイナー山下いくとさん、漫画家・安野モヨコさんデザイナー山口裕子さん、アードマン・アニメーションズのダニー・ヘッファーさん、建築家ユニット「クライン・ダイサム・アーキテクツ」、映画監督やキャラクターデザインを手掛ける雨宮慶太さんなど29組。

 全作品が落札されたチャリティーオークションと、同プロジェクトのチャリティーグッズの収益から必要経費を除いた748万1,586円のうち、700万円を日本赤十字社医療センターに、48万1,586円を渋谷区社会福祉協議会に、それぞれ寄付した。日本赤十字社医療センターの小児医療、渋谷区社会福祉協議会の子ども基金事業に活用される予定という。

 プロジェクトを後援した渋谷区の長谷部健区長は「『Shaun IN SHIBUYA』を通じて、多くの方々に渋谷の街を散策していただき、最終的には子どもたちの笑顔につながる寄付が実現したということで、とても素晴らしい取り組みだったと思う。今後、対象エリアを広げながらたくさんのショーンたちが再び渋谷区にやってくることを期待している」とコメントを寄せた。。

 同プロジェクトでは併せて、参加アーティストらの協力の下集まった5万2,519円を熊本地震の義援金として寄付した。

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