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東急電鉄、109事業専業子会社設立へ インキュベート、独自商品など強化へ

シリンダー型のファサードが特徴的なSHIBUYA109

シリンダー型のファサードが特徴的なSHIBUYA109

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 東急電鉄は4月、ファッションビル「109」事業を専門に行う子会社SHIBUYA109エンタテイメント(渋谷道玄坂1、以下109エンタテイメント)を設立する。

 SHIBUYA109(道玄坂2)や109MEN’S(神南1)をはじめとする6店舗を展開する109。現在は東急電鉄の100%子会社である東急モールズデベロップメントが運営を手掛けているが、同社を分割し109事業を継承する。

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 1990年代後半からは「マルキュー系」ファッションなどのムーブメントを発信してきたSHIBUYA109だが、近年はSNSの普及による若者のライフスタイルやマインドの変化や、オーバーストア、インバウンドの増加などにより事業環境が変化しているという。

 109エンタテイメントを設立することで、「新しい世代(アラウンド20)」の生態や動向をいち早く捉え、これに対応できる効率的な組織体制を構築するとともに、コンテンツ創造の拡充を図る。「発信力のある」個人やスタートアップ企業の発掘・サポートするインキュベーション機能、若者の流行やニーズを取り込む仕組みづくりやマーケティングソリューションを開発するコンサルティング機能、テナントブランドを活用したオリジナル商品などの開発・販売する小売り機能などを強化することで、「渋谷にしかない、味わえない」モノ・コトを創造していくという。

 SHIBUYA109は、1979(昭和54)年に「ファッションコミュニティ109」の名称で開業し、1989年に現在の名称に変更。シリンダー型のファサードが特徴で、地下2階~地上8階の10フロア構成。店舗面積は計1万220平方メートル。10~20代向けのブランド約120店が出店している。1995年にターゲットを女子高生に絞り約6年かけて改装。「マルキュー系ファッション」「カリスマ店員」などの流行を生み出し、2008年には最高益の280億円を記録し、翌年には過去最高となる年間約900万人が来館。近年は外国人旅行客の姿も多く見られる。

 会社分割は4月3日を予定。

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