映画祭「EUフィルムデーズ2026」が5月16日、渋谷の映画館「シアター・イメージフォーラム」(渋谷区渋谷2)で始まる。主催は在日欧州連合代表部、在日EU大使館・文化機関。
欧州連合(EU)加盟国の在日大使館や文化機関が選んだ作品を上映する同祭。2003(平成15)年に参加国11カ国で始まり、今年で24回目を迎える。今年は日本初公開18作品を含む26作品をラインアップする。
日本初公開となる「サナトリウム」(2025年)は、ウクライナにある旧ソ連時代に建てられた保養所を訪れる人たちの営みを記録したドキュメンタリーで、アカデミー賞の国際長編映画部門のアイルランド代表に選出された。オランダの「心をつないで 思いを紡いで」(2025年)は、アフガニスタンからの難民のザーラと、末期がんを宣告されたアリの14歳の少女2人の実話に基づく物語。「スマラグダ」(2024年)は、子ども向け番組の司会者だった女性が不安や挫折に直面しながらも自らの存在と向き合っていく姿を描くキプロスの作品。
「マーダレス」(2023年)は、ギリシアの作家アレクサンドロス・パパディアマンティスの「女殺人者」が原作。クロアチアの「ドリームオン/ドリームオフ」は、全編AI(人工知能)で製作した実写とアニメーションのコラージュ作品。スロベニアの「ファミリー・セラピー」(2024年)は、伊ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の「テオレマ」に着想を得て製作されたブラック・ファミリー・コメディーで、トライベッカ映画祭コンペティション部門に選出されている。マルタの「シムシャー」(2014年)は、実話を基に移民を巡る分断に問いを投げかける作品。
そのほか、ギリシア神話のオルフェウスとエウリュディケのラブストーリーをモチーフにした墓泥棒の物語「墓泥棒と失われた女神」(2023年)や、メタルとカンフーに魅了された男の成長を描く青春コメディー「エストニアの聖なるカンフーマスター」(2023年)なども上映。
鑑賞料は、一般=1,500円、シニア=1,300円、高校・大学生=800円ほか。今月29日まで。