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代々木公園で「うどん天下一決定戦」始まる 15店・団体がしのぎ削る

場内の様子。3年連続出場の「ふるいち」などには開場早々から行列ができた

場内の様子。3年連続出場の「ふるいち」などには開場早々から行列ができた

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 代々木公園B地区イベント広場(渋谷区神南2)で8月28日、うどんのナンバーワンを決める「うどん天下一決定戦2015」が始まった。主催は商店街振興組合原宿表参道欅会内の実行委員会。

各店が提供するうどんの一部

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 2013年に開催した、うどんの食文化発展やうどんを通じた地域活性化を図ることを目的とした「U-1グランプリ」が前身。昨年から名称を「うどん天下一決定戦」と改めて開催している。昨年は2日間で約17万人を動員。昨年同様、同29日・30日に原宿・表参道エリアで開催予定の「明治神宮奉納 原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい」との同時開催となる。

 昨年までは、期間中の総売り上げで順位を決める「売り上げ部門」と来場者の投票の平均点による「評価部門」で上位を決めていたが、今年は「評価部門」のみで実施。昨年まで3段階だった評価は、大満足~不満の5段階評価に増やした。

 今年出店するのは15店・団体。初出場となるのは7店・団体で、「遊食処 御~こうちゃんうどん」(長野県=さんま節を加えた鶏がらスープが特徴の「さんま節焼きねぎうどん」(700円)、1916(大正5)年創業の製麺所「原田製麺」(群馬)=館林の「麺-1ぐランプリ」で2連覇した、細打ちの麺にスライスキュウリをトッピングしゴマ汁に漬けて食べる「板倉きゅうりの冷汁うどん」(500円)などを出品。車エビの天ぷらをのせる「車えび冷天おろし」(700円)などを提供する「大空」(香川)が、「うどん県」を自称する香川から初出店している。

 昨年スダチを使った創作うどんで初出場した「あんぷく」(東京)は、博多直送の明太子を使ったクリームうどん(700円)などを、1年の充電期間を経て2度目の参加となる「武蔵野うどん じんこ」(東京)は、手打ちのねじれ麺に納豆やとろろ、オクラ、ウズラの卵をトッピングする「夏のネバトロ月見うどん」(以上500円)を、それぞれ提供。稲庭うどんメーカーの無限堂(秋田)は、比内地鶏とジュンサイを使った「たんたんうどん」で地元・秋田をアピール。

 共に3年連続出店となる、「五代目花山うどん」(群馬、以下花山うどん)は例年同様、5センチ幅の麺が特徴的な「鬼ひも川うどん」を用意。「倉敷うどん ぶっかけ ふるいち」(岡山、以下ふるいち)の「ぶっかけうどん」(以上500円)は、温=瀬戸内海産エビ、冷=下津井産タコの同イベント限定セットで提供する。

 初日となった28日は平日にもかかわらず開場時から多くの人が来場し、「花山うどん」「ふるいち」には行列ができるなどした。15時時点のランキング上位は、1位=すき焼きのたれで煮込んだ牛肉と糖度10度以上のトマトを使ううどんなどを提供する「備中手延べうどん 味の民芸」(東京)、2位=「花山うどん」、3位=「ふるいち」。

 開催時間は、28日=12時~18時、29日=10時~20時、30日=10時~17時30分。入場無料。

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