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DeNA、音楽サービス事業参入-スマホ向けアプリ「グルーヴィー」提供開始

スマホ向け音楽プレーヤーアプリ「Groovy」のフィード画面イメージ

スマホ向け音楽プレーヤーアプリ「Groovy」のフィード画面イメージ

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 「モバゲー」などを展開するディー・エヌ・エー(渋谷区渋谷2、以下DeNA)は3月28日、スマートフォン向け音楽プレーヤーアプリ「Groovy(グルーヴィー)」の提供を始めた。

「Groovy」を発表する守安功社長

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 同社はソーシャルゲーム事業が主力である中、スマートフォンが普及し「スマートフォンのインターネットサービスもいろいろあるのでは。ユーザーの裾野も広い音楽分野で新しいチャレンジをしたい」(守安功社長)と音楽サービス事業に着手。プレーヤー機能にSNS機能を備えたサービスで、スマートフォン向け無料音楽再生プレーヤーアプリ「Discodeer(ディスコディア)」を、運営するユナイテッド(渋谷1)から譲り受け展開する。

 プレーヤーとしての特徴は、「最新」のアーティスト写真、アルバムのジャケットなど「ビジュアルを多用」している点。ユーザー自身が既に持っている楽曲のジャケット写真も表示し、再生も可能。楽曲再生時はジャケットとともに歌詞を自動で表示(サービス当初は90万曲)する。

 サービス開始時には39社のレコード会社・音源提供企業が参画し、洋・邦楽ともにロックやダンスミュージックなど幅広いジャンル100万曲以上の楽曲を配信。定額制ではなく1曲ごとの課金を採用し、45秒の無料試聴のほか、フル再生ができる「プレイチケット」(17枚セット99円、1枚で1曲1回のみフル再生できる)、「Groovy Store」でのダウンロード購入(中心価格は200円~250円ほど)を用意。一度ダウンロード購入した楽曲は、ファイルを削除したり、機種変更したりしても追加料金なしで何度でもダウンロードできる。将来的にはミュージックビデオ(MV)の提供も視野に入れる。

 楽曲を聴くと、自分のフィード画面にそのアーティストの情報や嗜好(しこう)性に合ったアーティスト・ジャンルの情報が表示されるようになり、ユーザーはその情報に「いいね」や、コメントを書くことができる。他のユーザーを「フォロー」すると、そのユーザーの投稿や現在聴いている・直近で聴いていた楽曲を知ることもできるようになる。同社ではこうしたユーザー同士のつながりを「ミュージックインタレストグラフ」と呼ぶ。

 守安社長は「将来的には大きな事業になると思っている。デフォルトの音楽プレーヤーより優れている部分はあるので、一度使っていただき価値が伝われば日常的に利用されるプレーヤーになるのでは」と自信を見せる。

 アプリダウンロードは無料で、登録は実名・ニックネームともに可能。同日提供を開始したのはアンドロイド版(2.3以降)で、iPhone版も準備中。ツイッターやフェイスブックとの連携も進めていくという。

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