渋谷区ふれあい植物センターで「ホタル」観賞会-季節イベントとして浸透

ヘイケボタルとホタルブクロ。撮影者:東松友一

ヘイケボタルとホタルブクロ。撮影者:東松友一

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 渋谷区ふれあい植物センター(渋谷区東2、TEL 03-5468-1384)で6月23日から、ホタル観賞会「ホタルの夕べ2012」が開催される。

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 今年で8回目となる同企画は2005年の開園以来、ゲンジボタルとヘイケボタルの飼育をしている同施設が毎年開催。例年土曜・日曜を中心に行列ができることでも知られている。

 一晩で観察できるホタルの数は、ヘイケボタル・ゲンジボタル合わせて100~200匹ほど。ホタルの一部は、昨年の観賞会から1年かけて同施設で飼育したホタル。外が明るい時間帯はヘイゲホタル(16時~19時ごろが見頃)のみで、18時30分ごろからゲンジボタルが見頃を迎える。場内ではホタルの生態について紹介するDVD(約20分)も上映。

 昨年は5日間で、例年より3000人ほど多い7530人の来場があり、長い時で100人ほどが行列ができた。来場者は幼児を連れたグループ、会社帰りのビジネスマン、カップル、年配の人など区内外問わず幅広く、中でも小さな子ども連れの来場が増加傾向にあるという。広報担当の森山里菜さんは「季節のイベントとして浸透してきたのでは」と分析する。

 「ホタルが放つ『きれいな光』に感動していただきたいのはもちろん、DVDの上映、間近に観察することを通して、ゲンジとヘイケの光方の違いなどの生態、生き物としての姿を見ていただけたら」とも。19時前後は混雑し、比較的来場者が少ないのは普段は休館している月曜日や17時ごろ。

 開催時間は16時~21時(最終入場は20時30分)。入場無料。今月27日まで。カメラや光を発するものは虫よけスプレーは使えないなどの注意を呼び掛けている。

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