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大宮エリーさん、渋谷パルコで初個展-体験型作品で心の状態表現

「喜び」「嫉妬」など心の状態を表現したボックスに手を入れ触れることで心の状態を感じることができる「心の箱」

「喜び」「嫉妬」など心の状態を表現したボックスに手を入れ触れることで心の状態を感じることができる「心の箱」

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で現在、映画監督・演出家・脚本家などで活動する大宮エリーさんの個展「『思いを伝えるということ』展-造形と言葉のインスタレーション」が開催されている。

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 1975(昭和50)年大阪生まれの大宮さんは、広告代理店勤務を経て2006年に独立。同年、「海でのはなし。」で映画監督デビューし、ドラマ「Rom of King」(2008年)や「木下部長とボク」(2010年)、舞台「SINGER5」(2009年)などで脚本・演出を手掛けた。CM、ミュージックビデオ、作詞などを手掛けるほか、現在はニッポン放送「大宮エリーのオールナイトニッポン」(毎週月曜25時)のパーソナリティー、ユーストリーム「スナックエリー」(ほぼ毎週水曜22時~)の「ママ」を務めている。

 大宮さん初の個展となる同展。「心細さ」「高揚感」「切なさ」「感動」など、思いを伝えるという行動から喚起される8つの状態を、オリジナルで造作したインスタレーションと、描き下ろしのショートストーリーで構成する。

 作品は、「喜び」「悲しみ」「憂鬱(ゆううつ)」「嫉妬」などの心の状態を表現したボックスを用意し、手を入れて触れた感触で心の状態を感じることができる「心の箱」、「不安」「心もとなさ」「怖さ」を表現した作品で、来館者が実際に渡ることができるようにした「心細い平均台」、木のオブジェに飾られたプレパラートを、場内に用意した顕微鏡でのぞくと書かれた言葉を見ることができる「言葉のプレパラート」などで、全てが体験型の作品になっている。

 会場では、会場の作品とリンクしたショートストーリー8編を描き下ろして収録した書籍や会場BGM6曲を収録したCD(各1,600円)、メッセージカード(5種、各400円)などのグッズも販売する。

 2月21日(18時30分~19時30分)には「スナックエリー」番外編として、大宮さんとミュージシャン坂本美雨さんのトークショーを開催。イベントの模様はユーストリームでもライブ配信する。開催時間は10時~21時(入場は閉館の30分前まで、最終日は18時まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円(小学生以下無料)。2月27日まで。

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