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渋谷で「フェルメールからのラブレター展」-「手紙を書く青衣の女」日本初公開

フェルメール作品の中から3作品と17世紀に描かれた「人々の絆」をテーマにした作品含め約40点紹介する

フェルメール作品の中から3作品と17世紀に描かれた「人々の絆」をテーマにした作品含め約40点紹介する

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 渋谷「Bunkamuraザ・ミュージアム」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9413)で現在、「フェルメールからのラブレター展 コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」が開催されている。

修復後世界初公開となる「手紙を読む青衣の女」

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 現存する30数点のフェルメール作品の中から3作品と、17世紀に描かれた「人々の絆」をテーマにした作品含め約40点を紹介。人物のしぐさや表情、感情の動きなど当時の対話の手段や場面に焦点を当て、「家族」「学業」「職業」などのテーマから「『コミュニケーション』のかたち」を読み解くという。

 フェルメールの作品は、修復後世界初公開となる「手紙を読む青衣の女」(1663年~1664年ごろ)をはじめ、手紙を書く手を一瞬止め、「穏やかに」こちらを見つめる女性を描いた「手紙を書く女」(1665年ごろ)、「夢中で」羽根ペンを走らせる女性と窓の外を眺めて手紙が書き上がるのを待つ召使いを描いた「手紙を書く女と召使い」の3作品。

 ほかには、オランダ南ホラント州ライデン生まれのヤン・ステーンの「生徒にお仕置きをする教師」(1663~1665年ごろ)、優れた肖像画家として名知られたヤン・デ・ブライの作品で、「ヨーロッパで最も見聞の広い出版業者」として名声を得たカストレインと妻の肖像画「アブラハム・カストレインとその妻マルハレータ・ファン・バンケン」(1663年)、フランス・ファン・ミーリス(1世)の作品で、羽根ペンを手に手紙を書く女の姿を描いた「手紙を書く女」(1680年)なども。

 開館時間は10時~19時(金曜・土曜は21時まで、入館はいずれも30分前まで)。入館料は、一般=1,500円、大学・高校生=1,000円、中学・小学生=700円ほか。3月14日まで。

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