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初の「学生フリーペーパー・フェスタ」に85誌-最年少は小学3年生

学生が手がけたフリーペーパー85紙・誌を集めた会場の様子

学生が手がけたフリーペーパー85紙・誌を集めた会場の様子

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 渋谷・神南の多目的スペース「ディクショナリー倶楽部」(渋谷区神南1)で2月26日、学生が手がけたフリーペーパーを一堂に集めたイベント「Only Free Paper Student Festa(オンリー・フリーペーパー・スチューデントフェスタ)」が開催された。

和歌山県在住の小学3年生が制作した「金岡新聞」

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 昨年12月、キャットストリートにオープンしたフリーペーパー専門店「Only Free Paper(オンリー・フリーペーパー)」(渋谷1)が、「全国各地でフリーペーパー作りに励む学生たちの交流の場を作りたい」と初めて企画した。会場には85誌(紙)をそろえ、来場者がお気に入りのフリーペーパーを持ち帰った。その多くは大学生が手がけたものだったが、参加最年少となる和歌山県在住の小学3年生が毎週1回発行するA4片面1ページの「金岡新聞」も含まれていた。

 参加者の一人で、「鎌倉好き」の学生が制作する鎌倉の街情報誌「KAMAKURA」編集部の塚本夏苗さん(大学3年)は「自分たちのレベルを客観視するのに役立ったほか、他の地域の学生がどのようなことをやっているのか情報収集することができた」と話していた。

 学生のフリーペーパーについて、オンリー・フリーペーパー代表の石崎孝多さんは「(企業などが発行する)フリーペーパーと比べてもクオリティーが下がらず、広告がほとんどない。しっかり読めるものが多く、編集は学生ならではの独特の感じや、学生にしかできない表現もあって面白い。発信したい表現したい思いを強く感じる」と話し、「今回初めて見るものもあった。お客さんも楽しんでくれているのも分かったので、やって良かった」と振り返った。

 今後については、「(学生発行のフリーペーパーを)もっと集めて、各誌(紙)ごとにブースを作って作った学生が常駐するようなかたちで開いてみたい」と話す。「学生のフリーペーパーは設置場所が難しかったりするので、当店を発信の場としても利用してほしい」とも。

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