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超高層複合ビル「渋谷ヒカリエ」工事現場公開-東横線地下シールドトンネルも

「渋谷ヒカリエ」内で5層にわたる吹き抜けが特徴のミュージカル劇場「シアターオーブ」建設現場

「渋谷ヒカリエ」内で5層にわたる吹き抜けが特徴のミュージカル劇場「シアターオーブ」建設現場

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 渋谷駅東口・旧東急文化会館跡地で開発工事が進む超高層複合ビル「渋谷ヒカリエ」の建設現場が報道陣に公開された。

同時公開された東急東横線地下シールドトンネル

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 高さ約182.5メートル、地上34階・地下4階建ての同ビルは、2012年度に東急東横線との相互直通運転を予定する東京メトロ副都心線の渋谷駅と地下3階で直結。宮益坂や青山方面など坂状になった周辺地域と各フロアでつながる歩行者ネットワークを整備するなど、周辺街区を巻き込む大規模再開発プロジェクトのシンボルとして、2012年春の完成を目指す。ビルは現在17階まで工事が進んでいる。

 一部が公開された「東急シアターオーブ」は、5層にわたる吹き抜け空間が特徴の巨大ミュージカル劇場で、完成時は約2,000人を収容する。ビルの外からも見える近未来的な球体のフォルムが「宙空」の劇場を思わせる。ビルにはほかに、エキシビションホール(9階)やアーティストらがイベント開催などに利用できる「クリエイティブ・ラボ」(8階)などの文化施設も設ける。

 低層部(地下3階~7階)の商業フロアには東急百貨店の新店が出店。高層部(17階~34階)に位置し、総貸床面積が渋谷エリア最大級の約3万8,000平方メートルに及ぶオフィスフロアには、「ビッダーズ」「モバゲータウン」などを運営するディー・エヌ・エー(渋谷区代々木4)が本社を移転することを明らかにしている。

 併せて、渋谷駅~代官山駅間の約1.4キロ区間で地下化工事が進み、明治通り地下23~27メートルに出現したシールドトンネルの内部も公開された。

 同ビルの開発に伴い、渋谷駅周辺では駅ホームの移設やバスターミナルの再配置、国道246号線の拡幅工事なども予定され、一連の再開発により周辺の景観が大きく変わることになる。

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