「アンダーワールド」メンバーが原宿で世界初個展-立体ライブペインティングも

ログハウスをキャンバスにペイントを施すカール・ハイドさん。撮影=小山泰介さん

ログハウスをキャンバスにペイントを施すカール・ハイドさん。撮影=小山泰介さん

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 ラフォーレミュージアム原宿(渋谷区神宮前1、ラフォーレ原宿6階)で8月25日、テクノ音楽ユニット「Underworld(アンダーワールド)」メンバー、カール・ハイドさんの初個展が始まり、初日午後にはハイドさん本人によるライブペインティングが披露された。

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 ハイドさんは同ユニットのアートワークなどを手がけるデザイン集団「tomato(トマト)」の一員としても活躍。同展は、カールさんの音楽以外の創作活動として、ペインティングに焦点を当てた世界初の個展となる。

 「本人の気持ちに従って行う」と事前告知されたライブペインティングは12時~20時の長時間にわたり、休憩を挟みながら実施。会場内に設置された高さ2メートル50センチのログハウスをキャンバスに、カールさんは脚立などを使って、ペンキやチョークをハウス全面に塗り重ねていく。

 イベント前、会場にはハイドさんに一目会おうと駆け付けたファンたちが来場を待って座り込む姿も。山梨からやって来たという男性(30)は「アンダーワールドもアート作品も両方好き。早く見てみたい」と期待を寄せたほか、「ツイッターで(イベントが)始まったと知って慌てて来た」というカップルは栃木から参加。ハイドさんについて、「以前からアンダーワールドが好きだが、ライブチケットが取れなかった。初めて本人を間近にして不思議な気分」と興奮した様子だった。

 閉館時間直前に、青・黒・白のペンキとチョークで彩られた立体作品が完成。終了時には100人ほどの観客が集まり、「自然と拍手が沸き起こった」(同館広報担当者)。

 会場では引き続き、同作品とともに2メートルを超える大作を含む90点のペインティング作品や、映像、スケッチなどを公開。作品は段ボールや画用紙に絵の具を勢いよく描き付けたシンプルな作風。創作活動について、ハイドさんは「ステージ上でも絵を描いているときでも、頭の中にリズムが染み渡り、流れを身に任せたいという欲望に駆られる」とコメントを寄せる。

 開館時間は11時~20時。入場料は、一般=700円、学生=500円ほか。9月15日まで。

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