写美で「抽象アニメーション」展-気鋭作家石田尚志さんから「驚き盤」まで

気鋭アーティスト石田尚志さんによる「海の映画」(2007年、ビデオ作品)

気鋭アーティスト石田尚志さんによる「海の映画」(2007年、ビデオ作品)

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 抽象アニメーションの世界を紹介する収蔵展「躍動するイメージ 石田尚志とアブストラクト・アニメーションの源流」が12月22日より、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)地下1階展示室で開催される。

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 同館が収蔵する作品や映像作家の特集などを通して、映像の歴史から現代の表現までを幅広く紹介するシリーズ収蔵展「映像をめぐる冒険」の第2弾。「イマジネーションの表現」と題して映像装置の歴史などを伝えた昨年に引き続き、今回は「アニメーション」をテーマに、原理や歴史などを約60点の展示品によって紹介していく。

 第1部では「驚き盤」「ニュートンの円盤」など古典的な映像装置を使って絵が動いて見える「アニメーションの原理」を伝え、第2部ではマン・レイやオスカー・フィッシンガーなど映像初期のアーティストたちの作品から「抽象にメーションの歴史」を紹介。現代作家を特集する第3部は、国際的に活躍する気鋭実力派アーティスト・石田尚志さんにスポットを当て、新作から近作までを集めた。

 会場では関連イベントとして、石田さんと土屋誠一さんを招いたアーティスト・トークを行う(1月16日15時~)。アニメーション入門企画として、体験キットを使って「驚き盤」を制作するオープンワークショプを開催する(1月23日・24日各13時~17時)。

 同展は今後、「立体視」(2010年)、「拡大と縮小」(2011年)、「記録としての映像」(2012年)をテーマにしたシリーズ開催を予定する。

 開館時間は10時~18時(木曜・金曜は20時まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日、12月28日~来年1月1日は休館)。入場料は、一般=500円、学生=400円ほか。来年2月7日まで。

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