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特殊フィルムで「桜」を写した意欲作−大森克己さんスライド上映
都内でも各地で桜が開花し、春の訪れを告げる中、千駄ヶ谷のアートスペース「リトルモア地下」(渋谷区千駄ヶ谷3、TEL 03-3401-1042)では3月27日〜29日の3夜連続で、写真家・大森克己さんによる「桜」のスライド上映会が行われる。
1963年、神戸生まれの大森さんは、仏ロックバンド「マノネグラ」のツアーを追ったシリーズでキヤノン「写真新世紀」ロバートフランク賞(1994年)を受賞。1997年には、世界の「街はずれ」の人々を撮りためた写真集「ベリイ スペシャル ラブ」(リトルモア刊)を発表。その後も知的障害者施設「秦野精華園」の利用者で結成されたバンドを生き生きととらえた「サルサ・ガムテープ」(同)など精力的に作品を発表し続けている。
昨年12月に発売された最新作「Cherryblossoms(チェリーブロッサムズ)」は、特殊なフィルムを用い、画一的になりがちな桜の写真を独特の色彩で表現した意欲作。室内灯(電球)の下で撮るために作られた「タングステンタイプ」のフィルムなど、特殊な感色層を備えたフィルムを使用。太陽光で撮ると青みがかって写るなどのフィルムの特性を生かし、桜本来のうつろいやはかなさが印象に残る幻想的な作品に仕上げた。
上映会では、オリジナルのポジフィルムにスライドプロジェクターの光りを当て、白い壁に投射。映し出される桜は、実際の桜や本に刷られた桜とも大きく印象を変え、ひと味違う「花見」を演出する。
入場料は500円(1ドリンク付き)。連日19時よりイベントを開始。上映時間は約50分を予定。
リトルモア10年間とらえ続けた「デコトラ」の群像−田附勝さん写真展(シブヤ経済新聞)(2008-03-26)
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