ヘッドラインニュース

渋谷「109」初売りに4万人-福袋目当てに若者集結、「交換会」も

(2008年01月02日)

この記事の場所を見る

渋谷「109」初売りに4万人-福袋目当てに若者集結、「交換会」も

写真を拡大

初売りとなったSHIBUYA109で、「福袋」目当てにオープンと同時にかけ出す若者たち

 1月2日、初売りを迎えたSHIBUYA109(渋谷区道玄坂2、以下109)では早朝から多くの若者が列を作った。目当ての福袋を手に入れた後は、エントランス前で恒例の「福袋交換会」も始まり、館内で続く混雑とともに現場は一時騒然となった。

 毎年各地から多くの若者が集まる109の初売り。中でも、例年順調に売り上げを伸ばしている「福袋」にかける若者の思いは特別だ。正面エントランス前には、元旦の夜から当日の未明にかけて、すでに100人を超える若者が「待機」。年々増えるオープン前の待機組に合わせ、今年109では史上最も早い7時30分に全館をオープンした。

 全館オープンに先駆けて、福袋販売の先陣を切ったのは、共に109の中でも売り上げ上位に位置する人気ブランド「セシルマクビー」と「スライ」。毎年、地下2階エントランス前の特設会場で混雑を避けるために先行オープンするのが、人気2ブランドによるこの「特別枠」。本オープンを前に、まずは多くの若者がこの会場で「本命」を手にすることになる。

 本オープン直前、最前列に陣取った中学2年と同3年の4人組は「ネットで調べてきた。目当てのものを買ったら帰って休みたい」と、少々疲れ気味。前日の夕方ごろから地元・埼玉の友人グループで毛布をかぶり待機、予算はそれぞれ、2万円~2万5千円ほどだという。一方、同じく列の前方にいた都内の20歳と22歳の友人グループは、すでに前日別の場所で目当ての「セシルマクビー」の福袋を購入済みだといい、「あとはそれぞれ目当てのものを1つ買うだけ」と余裕の笑顔。この時点で、グループで来ている待機組のほとんどは、オープン後各自が別のブランドに分かれて「分担作戦」を取ることを決めていたようだ。

 オープン直前、スタッフが間もなくの営業開始を告げると、待機組が一斉に立ち、各自緊張の面持ちに。7時30分のドアオープンと同時に、館内は目当てのブランドが待つフロアへと走る若者の姿であふれた。オープン直後から最も混雑したのが、「JSG」「ソードフィッシュ」などの人気ブランドが店を構える4階。特に、10代の若者を中心に人気の「ネコ耳」パーカー(パーカー部分にネコの耳のような飾りが付いたもの)やカラフルなダウンコートなどを目玉商品に入れた「JSG」の福袋は、最も売れた福袋の1つに。JSG前では、オープン後から昼を過ぎても会計を待つ長蛇の列が絶えなかった。

 このほか人気を集めたのは、5階の2大「姫系・ロマ系」ブランド、「リズリサ」「TRARA」をはじめ、蛍光のカラフルなスポーツバッグを「袋」にした6階「ギルフィー」など。セクシー・カジュアル系の「マウジー」「ロデオクラウン」は、それぞれ今年初登場した8階エレベーター前の特設会場で福袋販売を行ったため、既存フロアの店舗にはオープン直後も特に混乱した様子は見られなかった。

 オープンから30分ほどすると、館内の階段付近などは買ったものをその場で開け始める若者でいっぱいに。中学3年生の4人組は「セシルマクビー」「JSG」など「王道」ブランドの福袋を手にし、「アウターが入っていたのがうれしい。全身コーディネートもできる」と、各自満足度は高いようだった。

 「恒例行事」となったエントランス前での「福袋交換会」は、8時ごろから徐々に人が集まり出し、8時30分には人だかり状態に。「このダウンほしい人、交換してくださ~い」「スカートいりませんか~」などとショップ店員顔負けの大声で「余り物」をアピールし、少しでもいいものを手に入れようとする若者と、通行客、警備員らで現場は一時騒然となった。

 「交換会」に参加する若者に話を聞くと、その多くが福袋自体には満足しているよう。半分以上を交換したいと思う若者は少なく、多くても3分の1程度が福袋の中で「交換組」にまわされるアイテムのようだった。一方で、この日始発で川越市内から友人3人と駆けつけ、ひと際大きなかけ声で目立っていた高校1年生の大和田さんは、3つのブランドの福袋を買いながらも「期待はずれだったものもあった」とチクリ。「交換できるから多少失敗してもいい、という気持ちはある。(交換できなかったら)満足できたかは微妙」と話していた。

 109広報によると、初売りとなったこの日の13時までの入館者数は、昨年と同じ約4万人。早朝から続いた列は、7時30分のオープンから9時ごろには一旦解消したが、11時ごろには再度入場規制が始まり、館内では午後を過ぎても盛況が続いた。

SHIBUYA109109前で「福袋」交換をする若者の様子(関連写真)渋谷109「福袋」に4万人の列-恒例「福袋交換会」で騒然(シブヤ経済新聞)

  • このニュースを友だちに送る
  • Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク Buzzurlにブックマーク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.shibukei.com/headline/4902/trackback.html

トラックバック一覧(2)
不況こそが福袋の過熱人気を生んだ【専門家や海外ジャーナリストのブログネットワーク【MediaSabor メディアサボール 】】

毎年、福袋人気のニュースを見るたびに、なぜ日本人は中身のわからないものに、これ...(2008-01-06 22:24:38)

福袋で大移動する日本人の様子【ブランドファッション通信】

■正月から日本人は元気です (2008-01-03 13:29:50)

アーカイブス

渋谷O-EASTで「セパタクロー」ライブ-試合にDJ加えエンタメ感高める

渋谷O-EASTで「セパタクロー」ライブ-試合にDJ加えエンタメ感高める 「足のバレーボール」「空中の格闘技」として知られるアジア発祥の球技「セパタクロー」の魅力を紹介するライブイベント「蹴-k…

渋谷・公園通りを中心にAR実証実験を実施-ファッションスナップやARGも

渋谷・公園通りを中心にAR実証実験を実施-ファッションスナップやARGも iPoneアプリ「セカイカメラ」を活用したAR(=拡張現実・強調現実感)空間をめぐる啓蒙活動や研究などを実施・支援する団…

代官山にデリカフェ&レストラン「GREEN」-アパレル企業が新事業

代官山にデリカフェ&レストラン「GREEN」-アパレル企業が新事業 代官山駅近くに2月5日、有機野菜にこだわったデリカフェ&レストラン「GREEN」(渋谷区猿楽町、TEL 03-3461-…

「世界1周雑貨バイヤー」決定-ECモール「カラメル」が企画、応募者5千人超

「世界1周雑貨バイヤー」決定-ECモール「カラメル」が企画、応募者5千人超 オンラインショッピングモール「カラメル」が募集した、世界一周の旅を通して雑貨を買い付ける「世界1周雑貨バイヤー」が2月8…

「SHIBUYA109」に次世代新規4ブランド-テナント公募企画で選定

「SHIBUYA109」に次世代新規4ブランド-テナント公募企画で選定 SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2)の管理・運営を手がける東急モールズデベロップメント(宇田川町)が、次世代ブランドに…

ハイチ大地震被害救援金受付中(日赤)

救援活動を支援しよう!-みんなの経済新聞ネットワーク

最新ニュース

ヘッドラインニュース一覧

フォトフラッシュ

AR実証実験

渋谷・公園通りを中心としたAR実証実験が始まった。写真=「アクロス」が1982年に撮影したストリートファッションスナップのAR画像
[拡大写真]

フォトフラッシュ一覧

アクセスランキング

  1. 渋谷・公園通りを中心にAR実証実験を実施-ファッ…
  2. 渋谷O-EASTで「セパタクロー」ライブ-試合に…
  3. 「世界1周雑貨バイヤー」決定-ECモール「カラメ…
  4. ナポリで修行したピザ職人・山本尚徳さん、中目黒で…
  5. 代官山にデリカフェ&レストラン「GREEN」-ア…
  6. 原宿にカレー店「カリーアップ」-NIGOさんがプ…
  7. 「SHIBUYA109」に次世代新規4ブランド-…
  8. 神宮前にグンゼ「ボディワイルド」初直営店-「カス…
  9. 西武渋谷店で「男性向け」バレンタイン企画-「逆チ…
  10. 渋谷・上原で気鋭アーティスト河野里沙さん初個展-…

アクセスランキング一覧

最新トラックバック

最新トラックバック一覧