「スカパラ」代々木公園フリーライブに6千人-ベスト盤発売

代々木公園野外ステージで行われた「スカパラ」無料ライブの様子。6千人を前に全15曲を披露

代々木公園野外ステージで行われた「スカパラ」無料ライブの様子。6千人を前に全15曲を披露

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 3月22日午後、代々木公園野外ステージで人気スカバンド「東京スカパラダイスオーケストラ」のフリーライブが行われ、約6,000人のファンが見守る中、アンコール曲を含む全15曲が披露された。

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 ライブは、3月21日に発売されたベストアルバム「BEST OF TOKYO SKA 1998-2007」の記念イベントとして開催されたもので、同バンドが無料ライブを行うのは今回が初。好天に恵まれたこの日、ライブ開始時刻の14時30分前には、会場内はすでにステージ前を埋め尽くすファンでいっぱいに。ビールを片手にTシャツ、ジーパン姿でステージを待つ若者や、小さな子どもを連れた「お母さんファン」の姿も多く見られた。

 14時30分、ピンク色のジャケット姿でステージ上に登場したメンバーが演奏を始めると、観客席からは歓声が巻き起こり、軽快なリズムに合わせ観客が一斉に「スカダンス」を始めるなど、会場内は一気に陽気な雰囲気に包まれる。

 序盤は、「5 days of TEQUILA」などダンサブルなナンバーが続く。ライブ中盤には「歌モノシングル」として発売された「追憶のライラック」でボーカルを担当したハナレグミの永積タカシさんがサプライズで登場し、メロディアスなナンバーを披露。アンコールでは、ファンの間で特に人気が高いという「ゴッドファーザー愛のテーマ」など2曲が披露され、約1時間のステージが幕を閉じた。

 アンコール時のメンバー紹介でこの日の感想を語ったメンバーは、野外でのフリーライブについて「気持ちいい!」と口々にコメント。会場となった渋谷や代々木周辺の思い出を語り、「こんなかたちでライブができてうれしい」と振り返る場面も。ステージを終えたメンバーは皆一様にライブを満喫した様子だった。

 開放感あふれるライブが終了した後、会場内を後にする観客の中にいた20代・30代の女性3人組の一人は「馴染みのある曲ばかりだった。食べ物やお酒を飲みながら楽しめたのも良かった」と満足そうな顔をみせたほか、スカパラのライブは「常連」という子ども連れの7人組の男女は「ライブに子どもを連れて来たのは初めて。ピクニック気分で気楽に楽しめた」と話していた。

 ライブの様子は同日22時から「スペースシャワーTV」で独占放映されたほか、同局では今後も、25日から31日にかけて4回にわたり再放送を行う。3月31日からは、昨年7月からのライブツアーを追ったドキュメンタリー映画「SMILE ~人が人を愛する旅~」(牧野耕一監督)が、シネセゾン渋谷(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3770-1721)ほかでレイトショー公開されるほか、映画公開を記念して同31日にはクラブ「モジュール」(宇田川町、TEL 03-3464-8432)でイベントが開催される。

東京スカパラダイスオーケストラ映画「SMILE ~人が人を愛する旅~」公式サイト

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