60年代ゲイ・アイコンの話題作-渋谷周辺で関連イベント

1971年の初公開当時は全スタッフが匿名に

1971年の初公開当時は全スタッフが匿名に

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 映画配給のメダリオンメディア(中央区)は7月より、60年代のゲイ・アイコンを追った話題作「ピンクナルシス」の公開記念イベントとして、渋谷・青山エリアのカフェやギャラリーでインスタレーションなどを行っている。

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 華麗なメークや衣装、色鮮やかな照明といった独特の演出でゲイ・カルチャーを表現した同作は1971年の初公開当時、「監督のプライバシーに対する意思を尊重する」との経緯で、宣伝用のポスターにも「制作・脚本・監督・撮影はすべて匿名」と記載されたいわく付きの作品。その後作品の「謎」は、監督を務めたジェームス・ビドグッドさんが1996年に独出版社「タッシェン」から出した自身の作品集などによって徐々に知られることとなる。

 シアターN渋谷(渋谷区桜丘町、TEL 03-5489-2592)では今月29日より、同作のリマスター・バージョンがレイトショー上映される(8月25日まで)。関連企画として、ライブハウスカフェ「SPUMA」(渋谷区神南1、7月3日~)で、ドラッグ・クイーンのヴィヴィアン佐藤さんによる同作をイメージしたイラスト・版画の展示や限定カクテルの提供を行っているほか、カフェ「OFFICE」(港区北青山2、7月17日~8月5日)では映画をテーマにしたインスタレーションを、ギャラリー「Gallery Conceal Shibuya」 (渋谷区道玄坂1、7月31日~8月6日)では佐藤さんの作品展示や、ビドグッド監督を追ったドキュメンタリーフィルムの上映を、それぞれ予定している。

 また、7月18日・8月2日にOFFICEで各界のクリエーターによるトークイベントが、同30日にSPUMAでシャンソン歌手らによるライブイベントが開催されるほか、Gallery Conceal Shibuyaでは8月6日、一連の関連イベントのクロージング・パーティーが開催される。

ピンクナルシス

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