渋谷区、「ラブホテル建築規制条例」を議会提案へ

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 渋谷区は、同区内全域でラブホテルの新規建築を規制する条例案「渋谷区ラブホテル建築規制条例」を、6月8日に開催される定例区議会に提案する。

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 提案は「青少年の健全育成を阻害しない環境づくり」(同区桑原敏武区長)などを目的にしたもので、条例案では、ラブホテルを「専ら異性を同伴する客に利用させることを目的とするもの」と定義し、「外部からフロントやロビーが見通せる」「自由に利用することのできるロビー等の施設」「客室外部の窓ガラスが透明ガラスで自然光を遮蔽するフィルム等を貼り付けていない」など11項目の構造・設備のいずれかに該当するものと規定している。

 新たにホテルを建築しようとする場合は建築確認等の手続き開始の前に区長の同意を得なければならず、建築物がラブホテルの定義に当てはまる場合、「区長は建築に同意してはならない」とする内容。また、学識経験者など7人以内で構成される「渋谷区ホテル等建築審議会」を設け、ホテル建設同意を求められた場合、区長と共に建築物が適切であるかどうかを協議する。

 同意を得ないで建築を行った場合、区長は改善勧告や中止命令を行うほか、命令違反や立入検査を拒否した場合の罰則規定も盛り込まれる。

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