六本木「ザ・ハンバーガーイン」がアパレル商品で復活

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バンチ(恵比寿2)は3月より、昨年10月25日に閉店した六本木の老舗ハンバーガー店「ザ・ハンバーガーイン」(六本木3)の名称やロゴマークなどを使ったアパレル事業とライセンス事業を展開する。「ザ・ハンバーガーイン」は1950年(昭和25年)、当時マッカーサー元帥の給料計算をしていたドイツ人アメリカ人、ジョン・S・ウェッツスタインが、日本初のハンバーガー店として飯倉片町にオープン、1964年(昭和39年)には、当時は六本木のはずれだった「六本木5丁目」交差点角の雑居ビル1階に移転した。開店当初は、丸パン(バンズ)を焼くパン屋がなく、耳を落とした四角い食パンを代用していたが、開店1年ほどたった頃、現在の「丸形」になったという。黄色いサンシェードやガラス・ウィンドウのファサード、ビニールレザーの黄色いソファ、アメ車を描いた壁面のイラスト、ジュークボックスなど、アメリカンな雰囲気を醸し出していた同店のメニューの一番上には「No.1 TOKYO ハンバーガー」と記されていた。同店は、プロレスラーの力道山をはじめ、米兵や芸能人、有名人など、60年代~70年代を駆け抜けた「遊び人」たちが、足繁く通ったことでも知られる。バンチは、同店オーナーと同社老川会長が旧知の間柄だったことから営業権の譲渡を受け、今年の夏物から商品展開を行うもので、当初は、「ザ・ハンバーガーイン」のロゴやキャラクターをあしらったメンズ・レディスのTシャツ約25種を、3月下旬より販売する。また、1965年頃使っていたメニューを商品のタグに縮小プリントして、同店が持っていたイメージを伝える。価格は3,900円~。バンチは、家紋や花押をモチーフにしたデザインで知られる「SHUIP」「Shuip Kaou」などを展開している。
ザ・ハンバーガーイン

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