渋谷で「小ネタの日」記念トークイベント 「狭い」テーマでジワジワと

「狭くて深い」小ネタを披露した登壇者たちと「特別顧問」の渡辺佑さん(右端)

「狭くて深い」小ネタを披露した登壇者たちと「特別顧問」の渡辺佑さん(右端)

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階「8/COURT」で4月8日、トークイベント「春の小ネタまつり2016 ~狭くてゴメンね!~」が開催された。主催は、みんなの経済新聞ネットワーク(以下、みん経)とシブヤ経済新聞。

長女のために作った「キャラ弁」を紹介したお笑い芸人・尾関高文さん

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 同日の「小ネタの日」に合わせた同イベントで、昨年に次ぐ2回目。「小ネタの日」は、4月8日の「4」と「8」から「ジワジワ」来ることにちなみ、昨年みん経が制定したもの。今年は「狭くてゴメンね!」をサブテーマに、「狭くて深い」小ネタを持つ登壇者がトークを展開した。

 トップバッターは「放課後片想い系妄想発明家」を名乗る芸人「たいがー・りー」さん。1人でできる「壁ドン」マシンや、身長や角度などから求める「投げキスを唇で受け止める」ための公式などを披露。イベントプロデューサーで高円寺経済新聞・副編集長のテリー植田さんは、家業にちなんで、そうめんの歴史や「冷や麦」との違い、日本三大そうめんである「揖保乃糸」「三輪そうめん」「小豆島そうめん」など、そうめんをテーマにトークを展開。

 「ラジオっ子」であるライターの「やきそばかおる」さんは、ラジオのユニークなローカル番組をピックアップ。「園児対抗歌合戦」(FM新潟)、「雨漏り2時21分!」(FM三重)、「岩津徹征の玄関占い」(ぎふチャン)などの番組を紹介した。音楽レーベル「murmur records」を主宰するサウンドアーティスト相田悠希さんは、ゲンゴロウの仲間「ミズスマシ」のコミュニケーション信号、アイスランドの氷山がぶつかる音などを通じて、アンビエント・ミュージック(環境音楽)、ドローン(持続音)の奥深い魅力を披露した。

 長女のために「キャラ弁」を2年間作り続けている、お笑いコンビ「ザ・ギース」の尾関高文さん。「キャラ弁の第一歩」という「ベイマックス」をはじめ、とろろで作った「トトロ」、「好きじゃない」と言われた「ひつじのショーン」に加え、余った食材で作った自分用の弁当など、失敗談を交えながら会場を盛り上げた。トリを飾った「灯台マニア」の不動まゆうさんは、灯台のレンズを開発した仏物理学者オーギュスタン・ジャン・フレネルの自作Tシャツを着て登壇。世界で初めてフレネルレンズが付けられた「コルドゥアン灯台」など国内外の灯台やレンズの魅力を熱く語りかけた。

 サプライズとして、タレントの篠原ともえさんから、「食べ物の中にあるハート形」の写真をひそかにコレクションしているという「小ネタ」ビデオメッセージも届いたほか、秋田で同時間帯に開かれた「春の小ネタまつり」(秋田経済新聞主催)の会場とも中継をつないだ。

 「特別顧問」として参加した、「VOW」初代総本部長も務めたエディター・ライター・パーソナリティーの渡辺祐さんが最後に総括。「面白かった。好きこそものの上手なれは、こういうことにも当てはまる。知らないこと、隙間のことを一生懸命やっていただいている方の話しを聞けるのは小ネタまつりならでは」と話した。

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