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渋谷ロフトが一部改装 3Dフォトスタジオ新設、クリエーター雑貨強化も

作品作家や国内発ブランドの雑貨などを集積する6階

作品作家や国内発ブランドの雑貨などを集積する6階

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 渋谷ロフト(渋谷区宇田川町)5階・6階が9月30日、リニューアルオープンした。

102台のカメラで撮影する「3Dフィギュアスタジオ」

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 2012年の全館リニューアル以来、3年ぶりとなる今回。メーンの改装は、アート&デザインフロアとして展開していた6階(約165坪)で、「TOKYO ZAKKA CULTURE」をコンセプトに変更。かねて取り扱っていた、国内外のハンドメード雑貨や1点ものの作家作品などの人気が高かったことや、外国人旅行客の増加から1日の免税売り上げが全体の10%を超える日もあることなどから、その時々の最新の東京のクリエーティブを発信するという。

 リニューアルに伴い、西武渋谷店モヴィーダ館(渋谷区宇田川町)6階・7階に出店していた「LOFT&(ロフトアンド)」(8月31日閉店)の機能や商品も、両フロアに移設した。

 6階の取扱商品は約6000。コスチュームアーティストひびのこづえさんや、消しゴム版画・イラストレーターとみこはんさん、アクサリー作家・川口ゆのこさん、ガラス作家小林大輔さんなど、クリエーター約30~40人の作品を常時扱う。クリエーターを紹介しながら作品を展示販売する「FLYNG ART APARTMENT」やTシャツブランド「Chi-bee」など、新たに取り扱いを始めたブランドや、フィギュア「ソニーエンジェル」、カプセルトイ「コップのフチ子」、ブロック玩具「マテリアルホビー」など、訪日外国人に人気の高い商品も集積した。

 同フロアはデジタルクリエーティブの拠点にも位置付け。有楽町ロフトに次ぐ2店舗目となる、完全予約制の「3Dフィギュアスタジオ」(TEL 03-3462-3863)も新設。カメラ102台で撮影し写真を3D化したデータを基に、フィギュアを作ることができる。基本価格は、高さ10センチ=3万2,400円~35センチ=18万9,000円。完成は撮影から2~3週間後。

 ロフトアンドで営業していたデジタル加工工房「LOFT & Fab」も移転。渋谷ロフトやモヴィーダ館の「無印良品」で購入した商品に、デジタル機器でカスタマイズできる。メニューは、レーザーカッター(名刺サイズ1個1,080円~)、UVプリンター(同1,296円~)、オリジナルのテープやリボンが作れる「テープクリエーター」(基本長さ5メートル、テープ=15ミリ幅864円~、リボン=15ミリ幅1,450円~)。同フロアでは、個人向け3Dプリンター(14万184円~95万7,744円)の販売も新たに始めた。

 リニューアルを記念し、3Dスタジオでの撮影体験(10月16日まで、連日先着10人)や、3Dプリンターでアクセサリーを作るワークショップ(10月3日・4日)などイベントを実施。「パラッパラッパー」「サンダーバニー」などのイラストで知られるロドニー・アラン・グリーンブラットさんの作品展示(10月4日まで)も行う。10月3日にはグリーンブラットさんのサイン会を予定する。

 5階(約176坪)は、バラエティー雑貨からアウトドア・バッグ&ドラベル「フィールド&ストリート」フロアに変更。「集う」「旅に出る」「自然を感じる」などをテーマに、トラベル用品やアウトドア用品、タウンバッグなどを集積。ロフトアンドからはアウトドアブランド「snow peak」と、都市生活者に自然を取り入れる暮らしを提案するライフスタイルショップ「LOFT & NatuLife」を移設した。

 営業時間は10時~21時。モヴィーダ館6階・7階の今後の展開は未定。

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